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誓ってくれました ページ3

あの後はかなり悲惨だった。




 顔の赤みはまったく引かないし、紅炎様は心配してくれていたようだけど耳元で囁くように言うから逆効果だし(わざとかと思った)後から来た紅覇はそんな私を見てにやにやするしで……もう不の連鎖だったよ








 それでもう嫌あぁぁぁと思って逃げてきた先はやっぱりよく来る中庭だった。






「…もう最悪」





 今だに引かない顔の赤みを手で隠しながら膝を腰掛けの上で折り曲げ膝に顔を覆っている手をあてていた。




「大丈夫ですか?」




 突然聞こえた第三者の声に驚いて反射的に顔を上げてしまう。



 そこには紅い長髪を後ろで高めに結った背の高い細めの男性が居た。


「…貴方は?」
「あぁこれは失礼申し遅れました」


 その男性は一歩私に歩みより軽く頭を下げた。


「お会いするのは初めてですね。私は練紅明と申します」
「練紅明?」
「はい」


 紅明…確か煌帝国の第二皇子で軍師をやっているという…


「……紅明様………ですか?」
「様など必要ありません。むしろ此方が本来はつけるべきですから」


 えっ……と思い紅明さ…紅明を見つめる。


「…紅覇と同じ事を言うんですね」
「そうなんですか?」
「えぇ」


 首を傾ける紅明にくすりと笑う。同じ兄弟の筈なのに三人共まったく似てないなと思って。


「……陽美殿に何か言われたんですね?」
「ぐっ……」


なぜ分かった!?


「その顔の赤みが少しでも引くならお聞きしますよ?」
「……」


 にこりと笑う紅明に何だかこの人には勝てる気がしないなと感じた瞬間であった。

だけれど→←一生愛する事を



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設定タグ:マギ , 練家 , 紅炎   
作品ジャンル:恋愛
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クロエ・カナリア(プロフ) - リリスさん» ありがとうございます!!それと更新しました!!これから色んなハプニングを書く予定なので更新頑張っていきたいと思います!! (2014年8月12日 15時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - だから頑張ってください! (2014年8月12日 12時) (レス) id: c1c3251abd (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - 気にしません! (2014年8月12日 12時) (レス) id: c1c3251abd (このIDを非表示/違反報告)
クロエ・カナリア(プロフ) - リリスさん» 暖かいお言葉が胸に染みます。本当にありがとうございます!!それと3DSの都合により更新できなくてごめんなさい!!今後もこのような事が多々あると思いますが末長く宜しくお願いします! (2014年8月12日 9時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
クロエ・カナリア(プロフ) - *ギーマ*さん» あ、ありがとうございます!!これから更新頑張っていくのでこの作品を見守っていていただければと思います。それと3DSの都合により更新できなくてごめんなさい!! (2014年8月12日 9時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クロエ・カナリア x他1人 | 作成日時:2014年7月25日 22時

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