一生愛する事を ページ2
私を心底愛おしそうに見る父の目を見ながらこの状況について疑問に思っていた事を聞いてみる。
「あの、お父様…お母様は何を…？」
私の言葉を聞いた父は、頭を撫でる手を止め、母の事を見た。
「あぁ、あれは……品定めだな」
「し、品定め？」
私は、父に向けていた視線を母の方に戻す
「……」
「……」
私の隣には紅炎様が居て父の隣には母が居る
そして私と向かい合っているのが父。つまり紅炎様と向かい合っているのが母なのだ
その二人がただ何も言わずに見つめあっている
母は四十五だとは思えないような麗しい顔でにこにこと、紅炎様はいつもの無表情で……傍目から見るとかなり異様な光景だ
「……怖い」
「……あの笑顔が特にな」
この二人を注目しているのは私達だけでは無いことを等の本人達が分かっているのだろうか？
私達二人で見ていると母が突然にこにこ顔のままくるりとこちらを向いた
「A」
「！？は、はい？」
母はとても楽しそうな嬉しそうな笑みを浮かべてむぎゅっと抱きついた
「久しぶりねっ」
ぎゅゅっと苦しいぐらいに抱きつかれて骨がぎしぎし音をたてる
「い、痛い痛い痛い」
「あら、ごめんなさい」
私の悲痛な悲鳴を聞き入れた母は私を腕の中から解放してくれた
死ぬかと思ったよ
「ふふっ」
「？どうしたの」
母はにこにこ顔を崩さぬまま私の両肩にぽんっと手を乗せ耳元に桃色の唇を寄せて私以外には聞こえないよう小さな声で呟く
「いい男じゃない…見たところ貴女彼にベタ惚れみたいだし」
「んなっ…」
かぁぁ…と言う効果音がつきそうな程顔に急速に熱が集まっていくのを感じる
私の様子に父と紅炎様が首を傾けるのが見えた
「ふふっまぁそれは彼も同じようだけど…彼なら貴女の事任せられそうね」
「うっ……」
更に顔に熱が集中していく
母はじゃあ部屋で待ってるわね〜と言って父の手を引き去って行った
「大丈夫か」
紅炎様の声が耳元で聞こえたが、今はそれに構っている余裕は無い
顔を両手で隠す
あの人はこういう恋愛事に関してはかなり鋭い物を持っているから本当に何も隠せないと言うのが難点だ。
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クロエ・カナリア(プロフ) - リリスさん» ありがとうございます!!それと更新しました!!これから色んなハプニングを書く予定なので更新頑張っていきたいと思います!! (2014年8月12日 15時) (
レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - だから頑張ってください！ (2014年8月12日 12時) (レス) id: c1c3251abd (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - 気にしません! (2014年8月12日 12時) (レス) id: c1c3251abd (このIDを非表示/違反報告)
クロエ・カナリア(プロフ) - リリスさん» 暖かいお言葉が胸に染みます。本当にありがとうございます!!それと3DSの都合により更新できなくてごめんなさい!!今後もこのような事が多々あると思いますが末長く宜しくお願いします! (2014年8月12日 9時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
クロエ・カナリア(プロフ) - *ギーマ*さん» あ、ありがとうございます!!これから更新頑張っていくのでこの作品を見守っていていただければと思います。それと3DSの都合により更新できなくてごめんなさい!! (2014年8月12日 9時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロエ・カナリア x他1人 | 作成日時：2014年7月25日 22時
