離婚してください。

く ページ6

太宰side


叶愛に連れられショピングモールに来ている

服を見たりアクセサリーを見たり。コレとコレ何方が良いか等正直分からない



愛夏とは来てもこういう店には余り入らないし聞いてきたりしない



私が他の店に興味を示してると行ってきていいよと声を掛けてくれる



叶｢…さむ！治！｣

太｢！あぁ、ごめん。どうしたの？｣

叶｢もう！どうしたのじゃないわよ！話してたら急に返事しなくなるんだもん。吃驚した｣


そう言って少し怒る叶愛


太｢そんなに怒らないでよ。可愛い顔が台無しだ｣

叶｢台無しにしたのは誰よ〜｣



怒りながらも声色は優しいので大丈夫だろう

ご飯は奢ってよね！とか言っているから尚更


太｢仕方ないね。何が食べたいのかな？｣

叶｢洋食屋さんに行こ！｣



そう言って私の腕に絡みつくと洋食屋目指して歩いて行く




愛夏だったら絡み付くなんて事しない、手を繋ぐくらいだ。

叶愛はグングン歩いてはいるものの矢張り歩幅的には私の方があるので私が彼女に合わせてる感じだ

でも、愛夏は私に合わせようと少し早歩きで着いてくる。私が合わせるから良いよと言っても


『女の人に歩幅合わせるの大変じゃない？治と私は身長差結構あるし。買い物付き合ってもらってるんだからいいの(笑)』

って。…あれ…何で今、叶愛と愛夏を重ねたんだろうか



鬱陶しいんじゃなかったのか

面倒くさいんじゃなかったのか








何が合っていて間違っているのか分かった時には手遅れなのかもしれない

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