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現れた*8 ページ8

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はじめに言っておく。



私は処女じゃない。



処女じゃなくて申し訳ないけど、むしろ4年間付き合った彼氏がいたんだから一度くらいそういう雰囲気になって、

ってことはあると察してほしい。



だから、さっきのことは怖い以前に恥ずかしかっただけ。





零さんがそういうのに対してお盛んなのもわかる。


でも勝手に承諾もなしにやるのはないと思う。





俺様な零さんが好きだと言った。


でも行為に関しての俺様はよくないと思う。









零さんを部屋に置いてきて、ご飯を作りながら一人で悶々と考える。





死のうと思っていた私だけど、その前に女だ。


高校3年のギリギリJKだ。



好きな人とそういうことに及ぶのはまぁ微笑ましいことだし、

それなりにしたいと思う。




けど、だけどッ!!!!







「やっぱりあの零さんは嫌だ」


「悪いと思っておるよ〜…」


「誰が会って数時間でやるの?」


「だから我輩反省しておるからもういいじゃろ〜…」


「じゃあ抱きつくのやめてくれますかね!!!」






作った炒飯を口に運びつつ、零さんをひっぺがす。



零さんの分の炒飯冷めそう。

作ったのになぁ。




そう思っていたら、とぼとぼと炒飯の置いてある席まで歩いていってイスに腰掛けた。

と、思いきや炒飯を食べた零さんは美味い!と笑顔を見せる。





本当にこの人は自由奔放な人だ。

わかってたことだけど。



凛月くんがあぁなるのもわかる。





「我輩、これからどうなるんじゃろう」


「さぁ」


「…戻りたいけど、戻りたくない」


「戻ってほしいけど戻ってほしくないですよ、私も」


「本当か?」




少し嬉しそうな顔をする零さん。


何で嬉しそうなのかわからない。





「一番いいのは、我輩の世界にAが来ることじゃが…。そんな方法わからんし…」


「そもそも零さんがこの世界に来たことが不思議です」


「…A、我輩、一つ嘘をついたことがあるんじゃ」




最後の一口を食べ終わった私に、零さんは炒飯を乗せたスプーンを差し出しながらそう言った。




「いらないです。何ですか?」







「我輩は、寝る直前に夏目くんにもらった飲み物を飲んだ」






*

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さやえんどう(プロフ) - 華蓮@常時睡眠不足/新作出したよ!さん» いえいえ!こちらこそありがとうございます♪また後日作らせていただきますね!! (2017年3月22日 17時) (レス) id: 21f01ad133 (このIDを非表示/違反報告)
華蓮@常時睡眠不足/新作出したよ!(プロフ) - さやえんどうさん» はい!ありがとうございます!その2人が推しなので取り合いが楽しみです。本当にありがとうございます。更新はゆっくりで構いませんよ。 (2017年3月22日 17時) (レス) id: e5987ae967 (このIDを非表示/違反報告)
さやえんどう(プロフ) - 華蓮@常時睡眠不足/新作出したよ!さん» 本当ですか!?ほんとにほんとに嬉しいです!!もう殴り書きみたいな感じでしたので!!笑、分かりました、更新遅くなったりするかもしれませんが頑張って書きたいと思います!!夏目くんと零さんの取り合いーみたいな感じで良いですか!?ありがとうございます!! (2017年3月22日 17時) (レス) id: 21f01ad133 (このIDを非表示/違反報告)
華蓮@常時睡眠不足/新作出したよ!(プロフ) - 作品、とても面白かったです!出来れば続編として夢主が転科してからの生活も書いてほしいです!我儘ですみません…出来ればでいいのでッ! (2017年3月22日 17時) (レス) id: e5987ae967 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さやえんどう | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年3月22日 12時

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