行方不明41 ページ42
＿No side＿
すると女子高生のひとりがAに近付いて「私もごめんなさい」と言った。その後ほか2人もAに頭を下げて、Aは顔を上げてよと若干焦りつつ言った。
A「…君達が僕のファンってことはわかってるよ。ライブ何度か来てくれてるし、握手会にも参列してくれてる。ただ、プライベートではそういうの断れって言われてるからさ、ごめんね」
「もし良ければ」そう言ってAは3人に手を差し出した。差し出された手を見て3人は目を輝かせる。
女子高生1「ごめんなさい…その、興奮してうるさくしてしまって……」
女子高生2「そういう事情知らなくて…すみません」
女子高生3「てかほんとにファンのこと覚えてるんだ！そこなんで誰も突っ込まないわけ？」
3人ともAと握手すると、また楽しそうに話し始めてしまった。
A「……ただ、電車では静かにしようね」
口元に人差し指を添えて優しい口調で言うと、3人あっという間に顔を赤くした。ある意味、黙ったようだ。
A「またそのうちライブすると思うから、その時はもっとお話しようね」
Aは『夢ノ咲学院前』の駅に着いたことを確認し、3人に手を振って降りて行った。
電車を降りたAは、酷く疲れた顔をしていた。脳内が全て「疲れた」という言葉で埋め尽くされてる。
このまま学園に行き、もし真緒達にあったら……と考えたくもない妄想をすると、無意識に溜息が出た。
ただ『完璧』を演じる為に自分の手を抓り駅を去った。
───
学院が見えてきて、普通に生徒も登校している。ここからはもう『完璧』を演じなければいけない。
すると後ろから「おーい」と、先程Aを悩ませていた声の根源が来た。
Aは聞こえないふりをして足早に校門を通る。下駄箱で靴を変えてさっさと教室に行く。
教室は昨日と変わらない＿＿わけなかった。何故か昨日いなかった……というか今頃寝ているはずの零がいて、Aの隣の席のなずなと話している。
あからさまに嫌な顔はしないが、内心「なんでいる？」と疑問を浮かべている。
カバンだけ置いてどこかに行くか……と思いカバンを置くと、なずなが元気よくAを呼んだ。そのせいで零は椅子からガバッと立ち上がりすぐにAを抱き締めた。
なずな「おおA、おはよう。昨日は仕事お疲れ様…」
零「…」
A「…初対面ですので、あまりスキンシップを取られるのは少し…」
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ルナ（自称天才☆）(プロフ) - わかりました！みてみますね！ (2022年8月20日 14時) (
レス) id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
死柄木朧(プロフ) - ルナ（自称天才☆）さん» 一応続編で夏目くん書いてみましたがご覧になられましたか？でしたら感想とか改善点をお願いします。夏目くんストーリーで見たことないので口調が…。ご協力お願いします (2022年8月19日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ルナ（自称天才☆）(プロフ) - は〜い！ありがとございます！ (2022年8月18日 21時) (レス) id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
死柄木朧(プロフ) - ルナ（自称天才☆）さん» リクエストありがとうございます！まだ出てないですね！ごめんなさい！続編で出させていただきます！また何かあったらどんどんリクエストなどください！ (2022年8月18日 8時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ルナ（自称天才☆）(プロフ) - こちらこそありがとうございます！リクエストなんですけど、出てたかわかんないですけど...なんかとりあえず推しが夏目なのでswitchとの交流が見たいです！よければよろしくお願いします！長文失礼しました〜 (2022年8月18日 0時) (レス) id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名F | 作成日時：2022年8月2日 14時
