行方不明23 ページ24
＿No side＿
午前中の授業全てを終えて、Aがなずなと会話していると、携帯に着信が入ったことに気付いた。話を中断して確認すると、日和やジュンから何件ものメールが入ってきていた。
ジュンはそこまで連絡してきていなかったのだが、日和からの連絡が多すぎる。
日和漸く既読が着いたね!全く、この僕を心配させるなんて失礼な子だね!
A授業中にメールしてきてるくせに文句言わないでよ、既読出来るわけないだろ普通に考えて
日和なっ、反抗期だね!もう僕ジュンくんに泣きついちゃうからね!
Aいつも泣きついてると思うんだけど
Aが笑みをこぼすと、なずなが気になった様子でAの方を見ていた。
なずな「A…楽しそうだな！同じユニットの奴らからか？…否、でも『Deus』はソロユニットか…」
A「うん、まぁ…居候先の人だよ。煩いんだけどね、アイドルとしてはピカイチ」
なずな「Aがそこまで言うのか…って居候先！？家に帰ってないのか！？」
Aは内心「あ、やってしまった」と思いつつ薄ら笑いを浮かべて「あはは…実はそうなんだよね」と言った。本来の事情を説明する訳にも行かないので、「両親が単身赴任で、アイドルの一人暮らしは危ないって言われて〜」などと説明すると、なずなはあっさり真に受けた。
なずな「Aの両親ってどんな人なんだ？」
すると、また顔を強ばらせたA。
Aは朔間家の両親に拒まれ、虐げられてきた。だが幼い頃からそれが『当然』であった故に、本来の『家族のカタチ』を知らない。
本で読んでも、フィクションだからと『そういう』家庭が多いために、Aはどう説明すれば良いか分からなかった。
A「…多分、普通だと思うよ。普通の、両親。」
なずな「そうなのか、なんか意外だな〜」
『普通』という言葉を使えば、案外簡単に人は納得する。『普通』の定義が互いに違うことすら意識せずに。
なずなの普通と、Aの『普通』は確実に違う。愛を受けて育ったなずな…否、『普通』の人間と、愛を欲しくても貰えず『対価』を払って『愛』貰っているAは、まるで対だ。
なずな「このクラスな、本当はもう少し人が多いんだ。『三奇人』とかがいるからな」
A「奇人？なんか…大変だね、夢ノ咲」
なずな「そのうち慣れるぞ？」
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ルナ（自称天才☆）(プロフ) - わかりました！みてみますね！ (2022年8月20日 14時) (
レス) id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
死柄木朧(プロフ) - ルナ（自称天才☆）さん» 一応続編で夏目くん書いてみましたがご覧になられましたか？でしたら感想とか改善点をお願いします。夏目くんストーリーで見たことないので口調が…。ご協力お願いします (2022年8月19日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ルナ（自称天才☆）(プロフ) - は〜い！ありがとございます！ (2022年8月18日 21時) (レス) id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
死柄木朧(プロフ) - ルナ（自称天才☆）さん» リクエストありがとうございます！まだ出てないですね！ごめんなさい！続編で出させていただきます！また何かあったらどんどんリクエストなどください！ (2022年8月18日 8時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ルナ（自称天才☆）(プロフ) - こちらこそありがとうございます！リクエストなんですけど、出てたかわかんないですけど...なんかとりあえず推しが夏目なのでswitchとの交流が見たいです！よければよろしくお願いします！長文失礼しました〜 (2022年8月18日 0時) (レス) id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名F | 作成日時：2022年8月2日 14時
