行方不明17 ページ18
_No side_
巴家__。
Aが巴家に着くと、すぐにジュンがカバンを持って部屋まで着いてきてくれた。日和も行きたい行きたいと駄々を捏ねていたが、ジュンの「どうせ荷物持たないでしょ」の一言で日和の駄々が広がった。
結局「ここは僕の家だね!何処に行くのも僕の勝手だね!」という言葉で呆れ返し、日和も着いていくことになった。
A「……ジュン、俺が持つからいいよ。私物だし」
ジュン「おひいさんの荷物に比べりゃ……って、ほんとに軽いんで大丈夫ッスよ」
A「いや重量関係なく…」
取り返そうにもジュンが避けるので、諦めて荷物を部屋まで運んでもらった。
──
ジュン「なんか殺風景ッスね」
A「元々の家具は使わせてもらってるけど、俺の私物は全部家だったからね」
ジュン「成程…。荷解き、手伝いますよ」
A「色々ごめん…」
ジュン「俺がやりたくてやってるだけなんで」
ジュンはそう言って笑い、荷物を解きAに渡して行った。
あまり大きなものもなかったので直ぐに終わり、ひと仕事終えたジュンの労をねぎらおうとベッドに座らせた。
日和「……A」
今までうだうだ騒いでいたり、黙ったりしていた日和が、急にAの隣に座り手を握った。
日和「ごめんね、辛かったよね。あんな環境に居てまで僕達と一緒に居てくれてありがとうね。」
ジュン「あの環境で『Deus』なんてやらせて、しかも『Eden』として活動を強制して……ほんと、すんません…」
A「……辛いとか、よく分からない。言葉や、意味自体はわかるし、使える時には使えるんだけど、何基準に『辛い』か……俺のいた環境が『辛い』ものかはよく分からない。
日和達と居るのは……そんな、変な感情が湧かないから。上手く言えないけど……『息が出来る』『息の仕方を教えてくれる』みたいな感じだから。」
A「『Deus』は『契約』だからやる。好意的にも嫌悪的にもならずただの『仕事』をしてるだけだから、特になんの感情も抱いてない。だから謝らなくていいよ」
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ルナ(自称天才☆)(プロフ) - わかりました!みてみますね! (2022年8月20日 14時) (レス) id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
死柄木朧(プロフ) - ルナ(自称天才☆)さん» 一応続編で夏目くん書いてみましたがご覧になられましたか?でしたら感想とか改善点をお願いします。夏目くんストーリーで見たことないので口調が…。ご協力お願いします (2022年8月19日 21時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(自称天才☆)(プロフ) - は〜い!ありがとございます! (2022年8月18日 21時) (レス) id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
死柄木朧(プロフ) - ルナ(自称天才☆)さん» リクエストありがとうございます!まだ出てないですね!ごめんなさい!続編で出させていただきます!また何かあったらどんどんリクエストなどください! (2022年8月18日 8時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(自称天才☆)(プロフ) - こちらこそありがとうございます!リクエストなんですけど、出てたかわかんないですけど...なんかとりあえず推しが夏目なのでswitchとの交流が見たいです!よければよろしくお願いします!長文失礼しました〜 (2022年8月18日 0時) (レス) id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:匿名F | 作成日時:2022年8月2日 14時