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6話【主人公の過去編2】 ページ7

北海道に引っ越してきた私達家族。

そしてここで行う私の作戦、それは・・・

ー娘を車にはねさせて記憶喪失にさせるー

と言うものだった。

それを夫に話すと・・・

「ダメだ。もし万が一手遅れで跡継ぎがいなくなったらどうする?」

と、言われた。でも、大丈夫。だって・・・

私のお腹には新しい生命が宿っているんですもの。

もし娘が手遅れだったとしてもこのお腹にいる子がいる。

しかもこのお腹にいる子は男の子。

それを夫に伝えたら・・・

「なんだ、なら良い。もうあの娘に用はない。」

私達の考えでは、医者は女より男がなるべきだと思っていたから・・・

そしてその作戦実行に日。

私は娘を早朝の散歩に誘い、トラックが来たのを見計らって
よろけたふりをして娘を道路に押し出した。

すると・・・

「きゃあっ!!」

ブーッ!!

キィィィィィィッ!!

ドンッ!!

娘はトラックにはねらね、気を失った。

そして病院に運ばれた。

見事にショックのせいで記憶喪失。

作戦は上手くいった。

そして娘が記憶喪失になった次の日・・・

長男が産まれた。

娘も助かり長男も無事出産。

私達両親は2人とも育てるつもりだった。

だが・・・

娘は記憶喪失のせいで成績が落ちた。

学年成績表最下位。

今度こそ娘に用はない。

だから宮城に行かせた。

もう、帰って来るなと言い捨てて。

私達両親、そして長男は娘との家族関係の縁を切った。

それがあの子自身が忘れた記憶喪失の原因。

さようなら、私の娘『だった』A・・・

7話→←5話【主人公の過去編】



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作品ジャンル:恋愛
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あかり - ヤバイです!めっちゃ良いです! (2020年11月5日 18時) (レス) id: 21f4d11231 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アンリ x他1人 | 作成日時:2015年9月24日 17時

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