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13話 ページ14

私は固まってしまった。

だってこんな人知らないのに・・・

前に会ったかもなんて考えが頭をよぎったのが怖くてたまらない。

すると・・・

国「先輩っ・・・」

英は困ったような顔をしてその人に言った。

国「まずは自己紹介からお願しますって何度言えば良いんですか?」

?「はいはい、分かったよ。」

国「お願しますよ?」

貴「・・・・・・・・・」

私はそんな2人の会話を見ていた。

すると・・・

?「よう。」

貴「え?」

振り向くとそこには背の高い先輩らしい人がいた。

貴「えっと・・・誰ですか?」

岩「俺は岩泉 一。宜しくな。」

貴「岩・・・泉・・・?」

岩「? どうした?」

?「岩ちゃーん、芝居はいいから。」

岩「黙ってろクソ及川。」

貴「及川?」

おかしい・・・。

何かが・・・

この会話、この名前、この声・・・何かがよみがえる様な・・・

あれ?そういえば・・・

私って・・・

どこで産まれたっけ?

貴「あの・・・一さん。」

?「ねぇ、君。」

私の一さんへの声を消すかのように話しかけてくる先輩。

貴「っ・・・なっ、何ですか?」

?「俺・・・誰だかわかる?」

貴「私は知りません。」

?「私・・・は?」

貴「そうです。私は知らないのに・・・頭のどこかで、知ってる気がして・・・
英も一さんも貴方も・・・」

?「俺の名前・・・教えよっか?」

貴「・・・・・・」

及「俺は及川 徹っ。よろしく〜」

貴「及川・・・徹・・・?」

及「そう、及川さんだよ〜」

この喋り方・・・

何なの・・・?

私は・・・私は・・・

貴「うっ・・・」

私は床に座り込んだ。

国「A!!」

英が私に駆け寄った。

貴「英・・・頭が・・・何か・・・」

岩泉 一

及川 徹

国見 英

この3人の顔、声、喋り方、会話。

全てが・・・初めてじゃないような気がしてくる。

もう・・・だめだ・・・

私はそこで意識が無くなった。

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作品ジャンル:恋愛
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あかり - ヤバイです!めっちゃ良いです! (2020年11月5日 18時) (レス) id: 21f4d11231 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アンリ x他1人 | 作成日時:2015年9月24日 17時

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