さんじゅうきゅう。 ページ41
・
鉄がぶつかり合う無機質な音が木霊した
｢なっ…!｣
｢え…｣
『ぎゃーぎゃーうるさいなぁ。こっちは眠いんだけど』
振りかぶってくる清光の本体を、自分の"刀剣"で弾いた
｢ぁ、ぁあ…A、俺…｣
『大丈夫だよ清光。
少し休みな』
そう言うと、プツンと糸がきれた様に倒れ込む清光
『よ、っと…お姉ちゃん、清光をよろしく』
｢か、しゅ…｣
不安な表情をしているお姉ちゃんに、大丈夫、寝ているだけだよ。と微笑んだ
｢〜、Aｯ!!加州に何したのよ!!
先輩も加州から離れろ!!返せ!!｣
まだ"自分のモノ"だと言い張っている目の前の女
『あーあー五月蝿い。耳障り。まぁなんだ、その、
＿黙れ』
｢ｯ…!?｣
ビリッとした空気が部屋を包み込む
よいしょ、と立ち上がり、服をはたく
｢A！清光は!?清光は平気なの!?｣
襖の向こうから清光を心配する安定の声が聞こえる
大丈夫だよ、と一言だけ言った
目線を亜生子に戻し、刀剣の刃先を向けながら問う
『結界、解いて？』
｢ｯ嫌よ!｣
『あっ、そう』
刃先を下にして、ニコニコしながら亜生子に近づく
さすがに危機感を感じたのか、逃げようと背を向けた
＿が、
『ダメじゃん。背中見せちゃ…っと』
｢ｶﾞﾊｯ!?｣
亜生子の背にドロップキック(分からない人調べてね)をお見舞いした
すっ飛んだ亜生子は、襖を破って床に叩きつけられた
｢!?ｯ、清光!!｣
ドロップキックをキメられて亜生子の霊力が一気に弱まる
もちろん、結界も破れた訳で、安定が清光の元へ走って行った
｢う、ぐあぁ…頭が…割るように痛い…｣
｢…A、主、からｯ離れろ…!｣
霊力が安定してなくて苦しむ付喪神
中には狂って抜刀する者もいる
『…待ってて、』
床でむせている亜生子に跨って胸ぐらを掴み、首に下げているネックレスを思いきりぶち切った
＿パリん
瞬間、本丸全体を漂っていたドス黒い霊力が消え去った
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おしるこぉ - おじいちゃん…いいぞもっとやれ(歓喜)面白いです！めっちゃ加州可愛い。好き。生きる糧。(切実) (2019年4月6日 23時) (
レス) id: 4bcefc2029 (このIDを非表示/違反報告)
壊回 - 甘楽ちゃんさん» まぁなんだその…黙れ。でアレかなとは思ったけどコメ欄に居るとはww作者さんではないのに接触すみません (2019年1月6日 9時) (レス) id: bb18195b30 (このIDを非表示/違反報告)
甘楽ちゃん - さぁて、1番右の星さんをクリック！作者さんは私と気が合うかもしれません！笑実は私嘘を付いてる人を極限まで追い詰めるのが好きなんです！自分でも悪趣味だなと思います笑続編も評価とコメントしますね！ (2018年4月3日 1時) (レス) id: dc43f18b65 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - んっふｗｗんふふｗｗ最後・・んふｗｗあははｗｗもうダメｗｗｗ (2017年8月5日 19時) (レス) id: 9a4aaf331d (このIDを非表示/違反報告)
鉄仮面 - …なんか、スッキリしました。ありがとうございました (2017年6月26日 20時) (レス) id: 3d2002175f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか。
| 作成日時：2015年9月27日 19時
