うしろのしょうめん (ページ47)

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episode46 ページ47

「三木ヱ門！！何を騒いでいる！！煩いぞ！！」
「げっ、滝夜叉…」
後ろからまた別の人がやってきた…なんかこの人も見た事があるな…
「おやおや！彼女がお困りだと思って！登場したのですよ！！この忍術学園四年生の中でも教科の成績が一番なら実技の成績も一番！忍たま界のスター！いや、忍たま界の大スター！！この平滝夜叉丸だ〜っ！！」
自己紹介が長い…
「立川さん、とりあえずこいつの事はスルーして下さい、長屋に行きましょう、多分サイズは会う筈です」
「あっ、う、うん」
あの人は後ろでグダグダ何か言っているが放って置いていいのだろうか…
「こら三木ヱ門！！無視をするなぁ！！」
スタスタと逃げるように、私達は四年生の長屋へと向かった

「あっ、三木ヱ門〜！良かった〜ちょっと火薬で分からない所があって…」
「タカ丸さん！すいません…今忙しいので後でも良いですか？」
あれ？同じ四年生なのに敬語使うのか…何だか変わってるな〜ってこの派手な髪色の人は…
「…私の髪結ってくれた人？」
「あーっ！！！ちょ、ちょっとなんなのそのボサボサの髪！！」
その人は私の髪を見るなり近づいてきて私の顔をジロジロとみている
「あっ、えっと…かくかくしかじかで…」
「な、何だって！？ちょっと三木ヱ門！！服着る前に髪結しても良い！？」

何処からか出てきたのか分からないその髪結のセットで私の髪はあれよあれよと綺麗になっていく
「流石タカ丸さん！」
「も〜今度そんな髪で僕の所来たら許さないからね！！」
「そんな事言われましても…」
「さあ、行きましょう、あとは服を合わせるだけなので！」
田村さんに引っ張られ私は四年ろ組の長屋まで来た
「これです！私がつい最近まで履いていたんですけど小さくなってしまって…多分丁度良いとかと！」
「ありがとう…服が乾いたら返すよ」
「そうですね…服は乾いても穴も空いてますし…新しい服を見に行ってはどうでしょうか？」
ふと、田村さんからそんな提案を私に言い放った