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「はあ〜、疲れた」





私たちの家につき、一息つく。




ヨハン「す、すっげえよA!調査兵団相手に逃げ切るなんてよ…!」




「え、なに、憲兵も調査兵団?も一緒でしょ」





憲兵は嫌と言うほど耳にしたが、
調査兵団という名前は聞いたことがない。




アンナ「全然違うよ、調査兵団は壁の外で実際に巨人と戦うような実力者の人達だよ!」




「ふ〜ん。それより魚!」



地下街で生きてる私には地上の、それもまた壁外のことなど興味がない。
ジャン!と2人に盗った魚を見せれば、
輝いた目で見てくる。




ヨハン「久しぶりに豪華なメシだな!」



アンナ「ここん所店のゴミ箱から漁ったものばかりだったからね〜、Aのお手柄!」




なんて盛り上がる2人を眺める。



喜んでくれるならがんばった甲斐があった。




そんな事を考えていた時、
後ろからナイフを抜くような音が聞こえた。




「っ…!誰だ!!」




腰からナイフを取り出し戦闘態勢を取る…が、
一足遅く首元にナイフを押し付けられ捕らえられてしまった。



誰だ…?憲兵か?



だけどこの家は誰も知らない筈…




?「ほう、今の一瞬で気づいたのか」




「離せ!!」




?「離してもいいがその時は仲間を憲兵に引き渡す」



「クッソ…」




?「武器を捨てろ、お前らもだ」




アンナ「っ…A…」




カラン…とナイフの落ちる音がする。




今まで誰にも捕まった事はなかった。
自分の力で必死に生きてきたつもりだ。
だけどコイツは一瞬で…



ヨハン「おいっ、Aを離せ、!!」




拳を構えて向かってくるヨハン。
その顔は恐怖に染まっている。




「ヨハンやめろ!お前が手を汚す必要は無い!」




そう言うと、動きが止まりその場に蹲った。




「…望みはなんだ、ただの取締りか?」




?「野良猫とやらが窃盗をしたから追いかけろとおっさんに言われた。お前らのせいで朝から飛び回る羽目になったじゃねえか。」




服も埃まみれだ、クソ。
と吐き捨て私を地面に叩きつける。




?「まあいい、俺に喧嘩売った罰だ。着いて来い」




「…わかった。だけどそこの二人は見逃して。」




?「……チッ、早く行けガキ共。」




アンナ「Aっ、私達も」




「行け」




ヨハン「何言ってんだよ…!」




「いいから行け!!!逃げるんだ!」




必ず迎えに行くから。
アンナとヨハンはそう言い残して走って行った。

.→←Ep.1【地下街の少女】



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ヒョナ(プロフ) - 起きたらセブチのやつ更新待ってます!!(;_;) (2021年1月11日 13時) (レス) id: ffaa3e2206 (このIDを非表示/違反報告)
星夏(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます^_^、進撃の巨人の小説書くの初めてなのでそう言って頂けて嬉しいです( ; ; )。更新頑張ります! (2020年12月25日 22時) (レス) id: 9608ab7c8f (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 初コメントです。年齢の話を読んだ時、面白くて吹き出しました。更新、頑張って下さい! (2020年12月23日 16時) (レス) id: 33e7334c11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星夏 | 作成日時:2020年12月16日 21時

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