【ジョジョ5部】攫われて。

Episode 24. ページ26

「ほんとだったんだな」



「早速そいつに嫌われたんじゃねぇのか」



「嫌われればいいですよ」



などとナランチャさん以外の3人も口々に野次を飛ばしている



ブチャラティさん以外は皆私の事情を知っているようだ



「ミスタ、訳があるのは分かるが蹴るのは良くない」



3人に野次を飛ばされた挙句、ブチャラティさんにも注意されていた



いいぞいいぞ、怒られろ！！



「相手は女だぞ」



注意されたミスタさんは少し反省した様子で



「わーってるよ、ゴメンなA」



バツが悪そうに私に謝った



「………」



私が無言で頷くと



「許してもらえてよかったですね、ミスタ」



「あぁ、嫌われてなくてよかったぜ」



いちごみたいに穴が開きまくった服の人とミスタさんがそう話していた



そんなことは別にどうだっていいの



だけど私を殺さなかったことは許さない



いつか絶対



「…殺してもらうから。」



「何か言ったか？」



ブチャラティさんが不思議そうに私の顔を覗き込む



「いえ、何も」



私は笑顔でそう答えるとブチャラティさんから離れた

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