気づいたらあんスタの世界にいた女子がアイドル校で奮闘するお話

八十三話 ページ40

教室

「あ、おはよ、A」

「今日のレッスン、期待してるね〜」

「おはよう、二人とも」

「あ、Aちゃん。今日のレッスン、楽しみにしてるわね！」

「ちゃんと出来るかどうかはわからないけど……頑張る」








なんか今日は時間が進むのが早く感じた。

購買で炭酸ジュースを買って教室にもどってきた。

「え、今から？？無理無理無理無理…………」

「はいはい、早く行くよ〜」

「泉ちゃんを怒らせたら怖いものね」

「うわあああああああ……………」






レッスン室

「しっ、ししし失礼致します…………」

「セッちゃん、やっほ〜」

「え、まさかくまくん……？」

「失礼だね〜、セッちゃん。俺だってこういう日くらいあるよ〜」

「うん、それを毎日続けなよ。あ、そういやほい、炭酸ジュース」

「あ、覚えてたんだ。ありがと〜」

「…………レオ先輩は、いないな」

「そうそう。だから田……中、呼んできて」

「うっす」

「え？」

「わかりました」

「ああ、うん」







廊下で紙をぶちまけながらひたすら曲を書く………インスピレーション！！などと叫びながら。

知らない人から見たら普通に不審者だが、レオ先輩は顔がいいからな。
めっちゃ絵になる。

確かあんずちゃんは後ろの襟を引きずって運んでたんだっけ？

首しまらないよな？でも、あんずちゃんは余裕で引きずってたし………

腹をくくってレオ先輩に近づく。

「すみません、レオ先輩！！」

「…………へっ？A？」

時間差で気づくな。

ま、その頃には既に先輩の後ろの襟を掴んでいるのだが。

あ、案外余裕で引きずれる。これ、制服とか汚れないか心配だな。

ちょっと待て、レオ先輩のレッスン用のジャージとかなんもないじゃん。

どうすんだよ、私。知らねーよ、私。

後は先輩の首がしまらなかったらいい話なんだけど。

レオ先輩はただ黙って何もせず引きずられているので、大丈夫かな。

紙の処理は後でしよう。


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最近作品書く端末変えました。
なので、コメントのID変わってますが、気にしないでください。

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