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その後、みんなと合流して仲良く喋りながら帰った。
空はもう真っ暗でまあるい月がよく見える。きらきら光る星を眺めながら帰路を辿った。
tn「A、ひとりで帰るんは危ないやろ。俺も一緒に帰ったるわ」
『え!?……あ、いや、私はひとりでも大丈夫だよ！』
隣にトンくんが並んで心配してくれる。どうやら私のことを家まで送ってくれるらしい。だけれどトンくんの家とは私と反対のところで遠回りになってしまう。それは嫌だな、と思った。
その時、がっしりと肩を掴まれた
tn「なぁにが大丈夫やねん舐めとんか??ええか、男なんつーもんは下心丸出しのオオカミなんやぞいつ襲われるか分かったもんちゃうねんAは弱肉強食でいう弱肉のほうやろ？？あざらしみたいなもんや、分かっとんか？？てか結構前にストーカー事件もあって不安で不安でAのこと四六時中考えとるんやぞあの事件でAに傷ひとつついたとか思ったらほんまに腹の底から殴りたくなるねんな。俺はAにはいつも通りのぽやぽや笑顔で平和におってほしいんややから俺の事たくさん頼って？？俺だけやない他の奴もやで？でもやっぱ俺の事頼ってな？俺が一番Aのこと分かっとるしAの為ならどこでも駆けつけるからな？？な？俺が守ってやらな」
『と、トンくんストップ！』
ハイライトが消えた濁ったスピネルが私を見つめて離さない。耳から通り抜けていく過保護長文を頭の中で整理した結果、トンくんが言いたいことは「好きだから傷ついてほしくない、強い俺の事頼って？」だった。多分これ。
『じゃあ、お願いします……？』
tn「！！！任せとき！このトントンがAをちゃんと家まで送ったるからな！」
胸にぽんっと拳をあてて自信満々に言った。頼りがいのある男トンくんである。ほんわりとした雰囲気の中、優しく頭を撫でてくるのが気持ちよかった。
私の家の方向と彼達不良くんの家の方向はかなり違う。だからか私はみんなと帰ってもひとりになるパターンが多い。
gr「おいトン氏、抜け駆けか？」
tn「抜け駆けちゃうわ、ただAのことが心配なだけやぞ」
gr「ほう？………な、なぁ、A……お、俺も一緒に帰っていいか？」
tn「は？」
いいか？と控えめに聞いてきたグルくん。
この上目遣いは無自覚なのだろうか。スーパーウルトラかわいいその姿にきゅん、と母性が跳ねた。
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むぎちゃ。(プロフ) - 匿名ちゃんさん» コメントありがとうございます!!素敵な作品と言って貰えて嬉しい限りです！更新頑張ります〜!! (2022年6月28日 13時) (
レス) id: 67d81856a9 (このIDを非表示/違反報告)
匿名ちゃん - 最初からずっと読ませていただいてますが、とっても素敵な作品ですね！いつも楽しく読んでます。更新作者様のペースで頑張ってください！ (2022年6月26日 13時) (レス) @page1 id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ。(プロフ) - 幸＠ユッキー！の裏アカさん» 今日からパスワード外させて貰いました！待ってて下さりありがとうございます！✨ (2022年4月10日 22時) (レス) id: 67d81856a9 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ。(プロフ) - 和奏さん» 和奏さんお久しぶりです〜!!ハートが段々付けられて行くの見てました笑更新頑張ります！ (2022年4月10日 22時) (レス) id: 67d81856a9 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ。(プロフ) - 空白ちゃさん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります(๑•̀ •́)و✧ (2022年4月10日 22時) (レス) id: 67d81856a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎちゃ。 | 作成日時：2021年9月20日 21時
