こっち向いて、月島くん。【短編集】

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_ A side _






家に帰っても、あの言葉が頭から離れない。







" 先輩以外の女子なんて、別に興味無いんで "







「ああぁぁ…私はどうすれば……」




今まで全く意識していなかった一年生。

生意気な奴、くらいにしか思ってなかったのに。






「明日からどんな顔して会えばいいの…」





急にあんなこと言われて、意識しない女子がいるなら会ってみたい。



あの生意気な一年が、恋愛対象…？




「いやいやいやいや、それはな ＿＿＿ 」



…くはない



なんて考えてしまう自分がいる。




「清水先輩に…相談……」



そう思いメッセージを書くも、何か恥ずかしくて送れない。








…そう言えば、あの後の月島、

ミスばっかしてたな。




もしかして、あっちも……




「…って、なに期待してるの私はぁぁ…」




結局、夜はそんなことを考え続け ＿＿＿＿







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「朝練 遅れる……っ！？」




寝不足のまま学校へ向かった。

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