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「ほら、これ」
「あ、ありがと…」
私より大きな手のせいで、触れてしまう指。
意識するな 意識するな、と自分に暗示をかけても
どうしても意識してしまう。
「け、蛍は買わなかったの？」
変な顔してないかな。
顔赤くなってないかな。
「別にいらないから」
メイク崩れてないよね。
髪 ボサボサになってないよね。
そんなことを考えつつ、かき氷を口にする。
…なんか、冷たいから冷静になれそうだし。
暑いのと、自分の体温が上がっているのとで
口の中の氷はすぐに溶けてしまった。
「何 声かけられてんの」
「え……」
なにそれ、嬉しいこと言ってくれるじゃん。
「変な噂流されるに決まってるでしょ、迷惑」
「あ、はは…そうだよね…ごめん…」
だめだ、泣くな。
こんなこと分かってた。
蛍はバレーに忙しいんだ。高校入って、尚更。
それだけじゃない。私はただの幼馴染。
それ以上でも、以下でもない。
私の恋も、この氷みたいに消えるんだ。
「言われたことが嘘だったらすぐ否定するけど
本当だと、そうはいかないでしょ。処理が面倒。」
「…え…」
何言ってんの……期待させないでよ……
「Aはどうなの」
「え？」
「だから
僕は好きだけど、Aはどうなのって聞いてんの」
言わせないでよね、とそっぽを向かれた。
蛍が、私を、好き……？
幼馴染として？いや、女の子としてだよね？
「すき、…だいすき。…それじゃ足りないくらい」
ここまで来ると、気持ちが爆発した。
「そんなこと言って恥ずかしくないわけ？」
「恥ずかしいに決まってるでしょ。でも、今はそんなこと考えたくない」
今 考えるのは、蛍のことだけがいい。
蛍だって、私の事だけ考えてればいい。
・
・
「…は、甘ったる」
かき氷は、ほぼ溶けてしまった。
・
・
・
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「…おい山口、なんで行かないんだよ」
「今 ツッキーとAがいい所だから待って…！
A…がんばれ…っ！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
山口くんと日向が、影から見守ってたらかわいいよね……。
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じゃこたま(プロフ) - うぅ…0時ぴったりにあげようと思ってたのに…うぅ…(；_；) (2019年9月27日 23時) (
レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - まこさん» わああありがとうございます！自分の好きなように書いてて、こういうお言葉を頂けるのはとても嬉しいです…！！ (2019年9月23日 20時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - すごく可愛いお話ばかりでキュンキュンさせていただきました。素敵な作品に出会いました。ありがとうございます！ (2019年9月17日 13時) (レス) id: 8ab948ac9c (このIDを非表示/違反報告)
じゃこたま(プロフ) - めぐみるくさん» ありがとうございます！更新怠らないように頑張ります！ (2019年8月30日 0時) (レス) id: 4772484cf8 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - うわぁああああああありがとうございます！！！！神ですもう流石すぎます！！！！これからも応援してます！！！！！頑張ってください！！！！！！ (2019年8月29日 22時) (レス) id: b734a4fc0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃこたま | 作成日時：2019年2月7日 5時
