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隆弘side



「ごめんなさい。言わなくて良いと思ったの
彼氏って呼べるほど、何かがあった訳じゃ
なくて、一緒に居た期間も短くてだから…」

西「そうだったんだ。ごめん。強く言い過ぎた
でも、話して欲しかった…。」

「ごめんなさい。」

西「もぅ。謝らなくていいから、たださ、
初めてって聞いて、俺、一人で舞い
上がってその分ショックもデカかった。」

「迷惑掛けてごめんなさい…
いままで、ありがとう…。」

西「急に何?俺、別れるつもり無いよ?」

「でも…。隆弘クンに嘘ついて、迷惑掛けて…
私、最低だし…。これ以上…」

西「ストップ。それ以上言ったら、マジで怒るよ
奴らの言った事なんて気にすんな!」

「でも、」

西「いいから、聞いて…」


そして、この時まで黙ってた俺の本音。

ずっと好きだった事を告げた…


「嘘。」

西「ほんと。前から知ってて、あの日が初め
ましてじゃ無かったんだ。だから…
そんなに軽い気持ちじゃないよ、
俺だって本気で、真剣に悩んで、
やっと叶った想いなんだから
そんなに簡単に別れねぇし。」

「うぅッ。。」

西「めちゃ嫉妬深いからね。覚悟して!」


ポロポロ涙を流しながらコクコク頷く美優ちゃんを膝の上に抱え上げて抱き締めた。

やっと手に入れた大切な人をこんなに簡単に手離してたまるか!


それから、俺は、どおしても気になってた事を
美優ちゃんに聞いて見る事にした。


西「俺の質問に正直に答えて。」

「はい。」

西「元彼とは、何処までもいった?」

「えっと、映画とか、学校の近くの公園とか
あとは、喫茶店とかくらいかな。」


…そうじゃなくて....


西「そっか、って違うから。」

「えっ?違うの?」

西「単刀直入に聞くよ。キスはした?」

「それは..タカクンガハジメテ...。」


ゴニョコニョっと小さい声で答えるけど、初めては
俺で良かった♪

西「それ以上は?」

「なッ。な、無いよ!何も無い。」


真っ赤になって否定する美優ちゃんに安堵する
自分は、よっぽど心の狭い奴なのかもしれない。

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作者名:ayu | 作成日時:2018年9月25日 18時

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