妖魔界へ(10) ページ10
ウィスパー「自分達が一度死んでいるとルキアさんに感付かれる危険があった。最悪の場合、その瞬間に命が尽き、ルキアさんと再び別れる事になるかもと危惧したんですね」
そして、二人は記憶の戻ったルキアに詫びてきた
姉「思い出しちゃった?御免ね、嘘ついてて…あたし達、ホントはあの時に…終わっちゃってたの」
弟「でも、傍に居られるのが嬉しくて、言い出せなかったんだよ」
ルキア「違う!終わって等おらぬ!死する事は終わりでは無い。私は、嬉しかった。お前達に逢えて嬉しかったのだ!」
その時ルキアは、はっきりと思い出した。一番大切な記憶を。二人の手を優しく握り、
ルキア「思い出した、お前達の名を。お前(姉)は焔、お前(弟)は雫、背中合わせで輝き合っている者だ」
二人は、素敵な名前を有難うとルキアに告げ、互いの手を取り合い名前を呼び合うと、笑顔を浮かべてそのまま事切れてしまったのだ
ルキアは信じられないと言う顔をして、二人の躰に取り縋った。
ルキア「そ、そんな…、焔、雫!頼む!逝くな!返事を…返事をしてくれ!!」
しかし、最早二人が目を開く事は二度と無いのだ。其れを悟った瞬間、にわかに降り出した雨の中ルキアは、膝立ちのまま大声で泣き始めた。
二人を救えなかった懺悔と後悔を胸に、まるで、家族を亡くした幼児のように…
ジバニャン「あ、あんまりニャーッ!!只家族になりたかっただけなのに何で死ななくちゃならないんだニャーッ!!」
ジバニャンは目から水道みたいに涙を吹きながら号泣している
フユニャン「恐らく、虚の世界に着いてから目覚めて、生き延びて虚達と闘いながら力を磨き、再びルキアの元へと帰って来たんだろう。彼女にもう一度会いたい。家族になる約束を果たしたい。只その一心で…」
一護「その事は裏原さんも言っていたよ。ルキアが
ルキア「何故…何故だ!何故私は今まで忘れていたのだ…こんな大事な事を!」
って、二人が斬られて倒れた時の事を思い出した時に」
(実は裏原と夜一は、一護が冬獅郎と一角達に捕縛されかけた時彼に加勢に来てくれたのだ)
ケータ「ルキアさんから死神の記憶を消したのは、嫌いな死神になっていたのを認めたく無かったのと、死神達から引き離したかったからなんですね」
一護「多分な。彼奴らは悪事が働きたかった訳じゃねぇ。中身が餓鬼だったからやり方を間違えてただけだ。でも、最後にルキアから名前を貰えたんだ。救いが全く無かったんじゃ無いよ」
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みこち(プロフ) - 饅頭さん» 勢いで書いてますが如何ですか?まだまだ書きます! (2021年6月19日 17時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 妖怪ウオッチ誕生の秘密だニャン!が一番好きですね。コアラニャンの奴も感動しました。生きたぬいぐるみが持ち主を愛して助けようとした。素晴らしいです。ブリーチは、姉弟が死ぬ場面は泣き崩れました。まさか、ルキアがあんな風に泣くなんて思わなかったので (2021年5月25日 20時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭 - 第2弾のエンマ大王と5つの物語です!みこちさんは、一番好きな妖怪ウォッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 18時) (レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 因みに、一番お好きな妖怪ウオッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 15時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 長らくお待たせして申し訳ありません。頑張って書きますね!他の作品も、出来ましたら是非お楽しみください。 (2021年5月20日 10時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年1月22日 21時