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ケイゾウ「このままじゃ…ッ!皆!」
見れば、妖怪達が数人巨大怪魔目掛けて突っ込んでいく。
空中に飛び上がり、巨大怪魔にスキルの術をこれでもかと叩き付ける。
やまとは杖で、
雪女は吹雪の礫を、
おいらんは破壊光線を、
コマさんは人魂乱舞を発動させ、次々に撃ちだす。しかし、まるで相手には効いていない。
無理も無い。何しろ体躯が桁違いなのだ。
ケイゾウ「皆の攻撃が効かない…!」
一護「ん…?彼奴の首の後ろのリボンは…。っ!?まさか彼奴…!」
一護は相手の正体が判ったようだ。すると、
ウィスパー「何と!相手は百万に分裂したウバウネです!」
両手に持つ妖怪パットを突き出し、ケータ達に画面を見せながらパットのスクリーンをタッチし、画面に映し出された巨大怪魔をアップにして見せる。
ピッ、ピッ、ピッ…
確かに、其れは数え切れない程の数に分裂したウバウネの集合体が怪魔の形に固まった姿であった。つまりは…!
ジバニャン「喚び出されたんじゃなくて、あれはウバウネ自身て事かニャ!?」
一護「そうなるな。あの首の後ろのリボンで、何となくそうじゃないかとは思ったが」
一護が気付いたのは、実は巨大怪魔の首の後ろのリボンが、ウバウネが髷を纏めていた飾り髪紐に付けていたリボンの結び目に酷似していたからだ。
ウィスパー「全てをやっつける何て不可能で御座いますよっ!」
一護「だからってあのままにしとく気かっ!それこそ洒落にならない事態を招くぞ!」
其れが聞こえたかのように、巨大怪魔はズシズシと町の方へと移動し始めた。
何をする気なのか…等と、考えるまでも在るまい、奴は恐らく…
ケータ「不味い!町に向かおうとしてる!」
一護「多分町を破壊する気だな。今すぐに止めないと手遅れになっちまうぞ!」
判っている。あんな化け物が町で暴れたらどれだけの被害が出るか…!
ケータ「でも、百万何てどうやって!?」
確かに…いつもみたいにジバニャンを喚び出してチョイチョイ…で済む訳が無い。
ジバニャン「ええいっ!」
パシッ!
右手を左手の平に打ち付ける。
ジバニャン「流石の俺っちも百までが限界ニャーっ!!」
と言いながら百裂肉球を周りに連撃する。
一護「あのさ…本当にその技百発も出してるのか…?見た限りせいぜい2〜30発位にしか見えないぜ?」
え”っ!?と言う顔で固まるジバニャン。ケータとケイゾウ、ウィスパーもジト目でジバニャンを見る。
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みこち(プロフ) - 饅頭さん» 勢いで書いてますが如何ですか?まだまだ書きます! (2021年6月19日 17時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 妖怪ウオッチ誕生の秘密だニャン!が一番好きですね。コアラニャンの奴も感動しました。生きたぬいぐるみが持ち主を愛して助けようとした。素晴らしいです。ブリーチは、姉弟が死ぬ場面は泣き崩れました。まさか、ルキアがあんな風に泣くなんて思わなかったので (2021年5月25日 20時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭 - 第2弾のエンマ大王と5つの物語です!みこちさんは、一番好きな妖怪ウォッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 18時) (レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 因みに、一番お好きな妖怪ウオッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 15時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 長らくお待たせして申し訳ありません。頑張って書きますね!他の作品も、出来ましたら是非お楽しみください。 (2021年5月20日 10時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年1月22日 21時