妖怪ウオッチ×ブリーチ異聞録続編

妖魔界へ(40) ページ40

一護「あれ…お前らその腕にしてるのは…そうか！戻ったんだな、妖怪ウォッチが！」

ウィスパー「時間の流れが修復された事により、二つの妖怪ウォッチが復活したのですね！」

その時、ケイゾウの巾着が光り始めた。

一護「ん…？何だ？この中身牛乳瓶の蓋か？あれ、「ゲンマ将軍」って書いてあるぜこれ」

一護が一枚の牛乳瓶の蓋を手に取り、ケイゾウに見せる。すると、

パアァァ…

蓋は光を放ち始め、何と妖怪メダルに変わったのだ！

ジバニャン「っ！緑の縁取り…其れ零式のメダルだニャ」

一護「えっ？」

ケータ「妖怪メダルは妖怪ウォッチの種類によって使うメダルを更新しなくちゃいけないんですよ。そのメダルは零式でしか使えないんです」

ケイゾウ「って事は…！」

ケイゾウは巾着の中を見た。何と全ての牛乳瓶の蓋が妖怪メダルに変わっていた。しかも、紅い縁取りに白の盤面の古典メダルまで在る。

(古典メダルとは、文字通り古典妖怪を呼ぶメダルだ。ろくろ首や一つ目小僧等)

ケータ「ケイゾウ、喚びだしてご覧よ！」

ケイゾウは頷くと、一護から渡されたメダルを零式に差し込み、

ケイゾウ「俺の友達、出て来いゲンマ将軍！妖怪メダルセットオン！」

ヒュルルル…！

零式のレトロな音声と共に、召喚ゲートから現れたのは…！

ストッ！

ゲンマ将軍「ゲンマ将軍！」

ケイゾウは「お前は！」と懐かしそうな顔をした。

ゲンマ将軍「ケイゾウ、あの時は有り難う。川で溺れた所を助けてくれたよな！」

ケイゾウ「うん。」

次に喚ばれたのは…

らくてん童「らくてん童！」

らくてん童「おいらは、井戸に落ちた所を助けて貰った！」

更に差し込まれる妖怪メダル。次々に現れるケイゾウにかつて救われた妖怪達…！

そして、

妖怪達「ケイゾウ！」

一護「凄えな…こんなに助けてたのかお前！」

大ガマ、土蜘蛛、えんらえんら、泥田坊、雪女、一つ目小僧、河童、くだん、百目鬼、ひぐらし丸…沢山の妖怪達が笑顔でケイゾウを見ている。

ケータ「よし、俺も！」

最初にセミ丸のメダルを差し込む。次に…

メラメライオン、ムリカベ、キュウビ、グレるりん、コマさん、ホノボーノ、ブシニャン、ロボニャン、万尾獅子、おいらん…見る間に床を覆い尽くさんばかりの数が集結した。まさに壮観である。

今までこれ程の数の妖怪達が一つの場面に集まったのはこれが初めてでは在るまいか。少なくともテレビでは一度も無い。流石に映画版はサービス精神が桁違いだ。

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