妖怪ウオッチ×ブリーチ異聞録続編

妖魔界へ(32) ページ32

スタスタッ！

怪魔達が10体程出現する。一斉に向かって来た

ケイゾウ「望む所だ！」

迎え撃ちに駆け出すケイゾウ

ウィスパー「今の内にジバニャンを助け出しましょう！」

ケータ「うん！」

二人は柱の陰に居るのだが、行かせるものかと怪魔が立ちはだかる

ウィスパー・ケータ「わわーっ！急に出て来んなーっ！！」

びっくり箱を開けたお笑い芸人みたいな顔で飛び上がる二人

全く緊張感の欠片も無い雰囲気だ。友達が生きるか死ぬかの瀬戸際だというのに…

ケイゾウは怪魔達をすり抜け、ウバウネに肉薄すると跳躍し、棍棒を振り上げる。だが、

フッ！

ケイゾウ「何ッ！」

たった今目の前に居た筈のウバウネの姿が無い。すると

ウバウネ「此処だよ坊や！」

何と、反対側の壁際に居る。いつの間に彼処まで移動したのだ！軽く20メートルは距離が在るのに！

ケイゾウは疑問に思いながらもウバウネに再び駆け寄るが、やはり棍棒を振り下ろす直前に消えるのだ。おかしい。躱されているにしてはタイミングからして有り得ない

キン・ギン「「無駄だよ！」」

驚いて見上げると、天井近くにケータ達がマキモド石を使った時に見た大時計が空中に妖力を放ちながら浮いており、大時計の左右にキンとギンが居る

一護「…っ！まさか…！攻撃を受ける寸前に違う位置に居た時間まで巻き戻してるってのか？！」

まさにその通りだ

キン「何度やっても同じさ！」

ギン「我々は時間を巻き戻せるんだからね！」

ウィスパー「んなの反則ですって！」

ウバウネ「フンッ！勝ちゃ官軍だよーん！」

一護「一々気に食わねぇ婆だな全く！」

ウバウネ「ッ！ちょっと、其処のお前！言うに事欠いて婆とはなんだい？！」

一護「 ああ？てめえ以外に誰がこの場に居るってんだ？婆で気に食わなきゃ、頭ん中にビチ糞の詰まってるド腐れ婆とでも呼んでやるか？」

ウバウネ以外の皆はウバウネを指差してゲラゲラと大爆笑し始めた。ぴったりだと言いながら。

ウバウネ「こ、こ、この…！ちょっとイケメンだからって言いたい放題…！！」

く、く、ぶふっ、わははははっ！

ジバニャン「お前ら(ナレーションを含めて)いい加減にするニャーッ！！お前らは俺っちを本当に助ける気があるニャンか！？大体回想シーンなのに何で一護がウバウネと会話出来るんだニャっ！！」

怒りマックスモードだ

すいません

ド腐れば「あ”あ”！？誰がなんだって？！」

し、失礼しました！ほんのホントの事…い、いや冗談ですって！

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