妖怪ウオッチ×ブリーチ異聞録続編

妖魔界へ(4) ページ4

一護「何かの理由で妖怪ウォッチが邪魔だったって事なんだろ？」

フユニャン「ああ。奴は、人間だった頃に何か深い恨みに囚われ、その為に妖怪化してから復讐に駆られ、人と妖怪を繋ぐ存在である妖怪ウォッチを消し去ろうと目論んだらしい。そこで」

一護「妖怪ウォッチの開発者のケイゾウって奴に何かしら仕掛けようとしてきたって訳か、で、お前だけじゃ対処仕切れなくて、ケータ達の所まで助力を頼みに行ったんだな？」

フユニャン「その通りだ」

ウィスパー「ケイゾウさんの元には、奴等が使っていた時を戻す大時計の力を封じた「マキモド石」って石をフユニャンが2つだけくすねて、其れを使ってケイゾウさんの元に行って来たんです。但し、マキモド石は片道切符と同じで一回使うと砕けて二度と使えなくなるんです。フユニャンに最初に会ったときは、意識体だったから驚きましたがね」

一護「二つ？あれ？だったら、お前達どうやって帰って来れたんだ？フユニャンが来たときに一つ、ケータの爺さんの時代に行くのに一つ、なら、帰れないだろ」

ジバニャン「全部が片付いた後、ケイゾウの友達妖怪の雲外三面鏡を使って帰ってきたニャ。あれは場所移動だけじゃなくて時間移動も出来るんだニャ」

一護「へえ。ん？だったらフユニャン、来るときに何で初めから其奴で来なかったんだ？其奴の力なら一発で来れるだろ」

フユニャン「出来るならとうにそうしていた。その時のケイゾウはな、ウバウネ達の罠で酷くやさぐれた状態でな、自分には友達なんて居ると思う価値など無いと、殻に閉じこもった状態だった。昔から傍に居た俺の言葉にすら耳を貸さなかったからな。ケイゾウの他の友達妖怪達も気まずさからどうにも出来なかったんだ」

ケータ「妖怪ウォッチは人と人間を繋ぐコミュニケーションツールです。あれは最初にじいちゃんが、妖怪達と仲良くなりたいと願って作り上げた物なんです」

その後、其れを元に妖魔界で妖怪ウォッチがヨップル社で開発されたのだ

ケータ「だからウバウネは、じいちゃんの友達を手下の怪魔って言う妖怪に取り憑かせた子供に襲わせて、助けに来たじいちゃんを別の怪魔で気づかれないように動けないようにしていたんです。其れで、男の子はケイゾウと仲違いして、自分を信じられなくなったじいちゃんは、妖怪ウォッチを作る手を止めちゃったんです。その影響なのか、俺はその時、ジバニャン達を忘れてたんです」

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