妖怪ウオッチ×ブリーチ異聞録続編

妖魔界へ(29) ページ29

フユニャンは前に立ち、二人に先へ行けと促した。

フユニャン「心臓を捧げよ…調査兵団の名に置いて！」

ん？

フユニャン「覚悟しろ！俺は貴様ら怪魔を一匹残らず駆逐してやる！」

何かまた何処かのアニメで聞いたような台詞を…

ジバニャン「そう言えば、進撃の⭕人の主人公のエレンも声が梶裕貴だったニャ…」

ー南地区・廃鉄鋼工場ー

ケータ、ウィスパー、ケイゾウは工場に辿り着いた。既に辺りは真っ暗闇だ。

ケイゾウ「行くぞ！」

工場に入ろうとすると、

？「グワアアア…！」

？「ガアアアーッ！」

早速怪魔達が向かって来た。流石に黙って通してくれる気は無いらしい。

ケイゾウ「行くぜ！愛とガッツと根性で！」

ケイゾウは唐辛子を塗った棍棒を軽やかに振り回し、次々に怪魔達を倒していく。

ケータとウィスパーは情けない事に、蛇型の怪魔に追い回され、大声で騒ぎながらぐるぐる逃げ回っている。何と二人とも丸腰(武器を持たない状態の事)なのだ

そもそも命懸けの戦いに出向くのに丸腰で挑む馬鹿が何処に居ると言うのか…呆れてものが言えない

ケータ「ウィスパー！何か武器！武器は無いの！？」

爆走しながら傍らを飛び逃げるウィスパーに叫ぶ

ウィスパー「ぶ、武器と言われましても！っ！そ、そうでした！こんな事もあろうかと…！」

は…？武器があるのか？ならば何故最初から出さないのだ！

一護「全くだな、俺が一緒だったら其奴らくらい簡単に全部斬り倒せるぜ」

ウィスパー「あーたとこっちを同類視しないで下さいっ！どんだけおっかなかったか判らんでしょ！」

ウィスパーは飛びながらある武器をケータに渡す。

ケータ「これは！」

ケイゾウ「はっ！」

バキッ！

ケイゾウ「おりゃっ！」

ドスガシッ！

向かい来る怪魔を次々に倒していく。両側から迫る２体を跳び躱し、空中で２体纏めて棍棒を頭に御見舞いする。

ギイィィ…！

倒した。だがその時背後から１体の怪魔が迫ってきた。

ケータ「危ないケイゾウっ！」

ケータは振りかぶった武器を怪魔の頭に振り下ろした。但しその武器は(ピコハン)だが

ポコポコポコ…！少しは怯むが一撃必殺とは流石にいかない

怪魔は何だこれ？みたいに固まったが、直ぐにケータに牙を剥いた。その時、

ウィスパー「はっ！！」

ケータを襲い掛けた怪魔に、背後から頭にピコハンのフルスイングをお見舞いした。

バコッ！

怪魔「ギアッ！」

怪魔はウィスパーの一撃で消滅した

ケータ「ウィスパー有難う！」

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