妖魔界へ(26) ページ26
確かに…一刻を争う事態なのだ。自分に出来る事をまずやらなければならない。妖怪ウオッチが無いから助けには行けませんでは通らないのだ。
其れではジバニャンを助けない理由を妖怪ウオッチが無いせいだと言うのと同じだ。
しかしどうすべきか…相手が相手だ。策も無しに相手の根城に踏み込むのは危険だ。恐らく敵は手ぐすね引いて待ち構えて居るだろう。
ケイゾウが俺が助け出しに行くと言ってくれた。しかし、ケータも遂に覚悟を決めた。大切な友達のジバニャンのピンチなのだ。泣き言等言っている暇はない。自分が行かなくて如何するのだ!
ケータ「判った。俺も行く!」
ケイゾウは振り返ると、ケータをジッと見据えてきた。
本当に大切な者の為に、命を懸けて戦う覚悟は在るのかと。
ケータ「自分の力でジバニャンを助けるよ!」
ケイゾウは其れを聞くと、頷いてくれた。
だがその時
ウィスパー「あっ、あれは!」
まるで行かせまいとするごとく、目の前の空から怪魔達が群れをなして出現した。
一護「虚共が死神を襲うときみたいだな。彼奴らもはかりごとを企む奴等に使われるときは群れで現れやがるんだ」
草加が日番谷を取り込もうと企んだ時にも、イントヤンに召喚された虚の群れに襲われた。
最も、駆け付けた石田の霊子の弓矢(銀嶺孤雀・弦を引きっぱなしにして霊子の矢を1200発連射する力)で撃退したが。
石田「僕の銀嶺孤雀の総連射弾数は1200。その程度のレベルの虚じゃ幾ら出現させても無駄だよ!」
ジバニャン「一回当てただけで虚を倒せる霊子の矢を一撃の連射で1200発も…!?化け物だニャ!」
フユニャン「おい、その石田って奴はまさか滅却師(クインシー)なのか?確か奴等は霊子の弓矢以外の武器は使わないと前に聞いたが…?」
一護「ああ、俺の仲間だ。因みに、彼奴の親父さんも滅却師なんだ、何度か助けてくれたんだよ」
ウィスパー「えっ?ならおかしくないですか?彼等は死神達とは虚の狩り方の違いから決して相容れず、共闘する事はまず無いと…」
そう、彼等滅却師は、虚を狩る時は虚を文字通り「滅却」する。魂魄ごと完全に消滅させてしまうのだ。死神達のように斬魂刀で、虚に変わってからやらかした罪を斬る事で浄化し、尸魂界に行けるように魂魄に戻してやるような真似はまずしない。
其れは、虚に喰われて殺された人間や魂魄の恨みを晴らすために、救いなど与えては成らぬという彼等の信念によるものだ。
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みこち(プロフ) - 饅頭さん» 勢いで書いてますが如何ですか?まだまだ書きます! (2021年6月19日 17時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 妖怪ウオッチ誕生の秘密だニャン!が一番好きですね。コアラニャンの奴も感動しました。生きたぬいぐるみが持ち主を愛して助けようとした。素晴らしいです。ブリーチは、姉弟が死ぬ場面は泣き崩れました。まさか、ルキアがあんな風に泣くなんて思わなかったので (2021年5月25日 20時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭 - 第2弾のエンマ大王と5つの物語です!みこちさんは、一番好きな妖怪ウォッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 18時) (レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 因みに、一番お好きな妖怪ウオッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 15時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 長らくお待たせして申し訳ありません。頑張って書きますね!他の作品も、出来ましたら是非お楽しみください。 (2021年5月20日 10時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年1月22日 21時