妖魔界へ(24) ページ24
頭に?を浮かべた方も居るだろうが、元は零式の方が先にケイゾウの手によって作られた。ヨップル社が最初に販売したケータが普段使う妖怪ウオッチは、実は本当は弐号機なのだ。
(因みに今ケイゾウがしている零式は言わば未完成品)
ケータ「何で妖怪ウオッチ作るの止めちゃったの?俺凄く困ってるんだけど」
ケイゾウ「知るかっ!悪いがな、俺はあれはもう作らないって決めちまったんだよ!」
吐き捨てるように怒鳴る。だが何処となく意地を張っているだけのようにも見えるが…
一護「何か似てんな、草加を救いに独りで戦おうとしてた時の冬獅郎に…彼奴もあの時は思い詰めた目をしたまま意地張りの塊みたいになってたしな」
ジバニャン「その冬獅郎ってケイゾウに似てるのかニャ?」
一護「まあな、普段は冷静な癖に変に意地っ張りだからな彼奴」
(回想)
一護「草加って誰だよ、魘されながらうわごとで何度も呟いてたぜ」
日番谷「昔殺された男の名前だ」
ー家の前ー
一護「おい、何やってんだ!まだ傷が塞がってねぇのに、何処に行く気だよ!」
日番谷は背中を向けた姿勢から、いきなり一護の眼前に氷鱗丸を一閃させた
ビュッ!
一護「ッ!?」
飛び退く一護
一護「冬獅郎!何の真似だ!」
日番谷は硬い表情のままだ。氷鱗丸を一護に向けて言う
日番谷「邪魔をするな!」
(回想終わり)
一護「多分ケイゾウは、怪魔共を何とかするのを止める気なんか無かった筈だぜ」
ケータ「えっ?」
ジバニャン「何でそう言い切れるんだニャ?」
一護「判らねぇのか?本当に作るのを止めちまったんなら、妖怪達や怪魔何か知らん顔する筈だろ。
でもケイゾウは、お前らを助けた。第一作りかけだとはいえ、零式を手首から外してねぇじゃねぇか」
ジバニャン「あっ!」
そう、其れがケイゾウの答えなのだ
一護「きっと、ダチを護れなかったって悔しさから、妖怪ウオッチや妖怪達の助け無しに自分なりに動こうとしたんだよ。また誰かを傷付けるのが怖いからお前らを突き放してただけじゃねぇかな」
フユニャン「俺も其れには薄々だが気付いていた。だが、ケイゾウ自身が友達妖怪達に向かい合おうとしない以上、妖怪達も俺も為す術が見付からなかった。ケータ達を外に連れ出して其れを伝えたんだ。只一歩踏み出してさえくれれば、俺達もケイゾウの為に立ち上がると。勇気を取り戻して欲しい、とな」
次の日から、怪魔達に対抗する手がかりを探しながら昔懐かしい町を彼方此方奔走するうちに
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 勢いで書いてますが如何ですか?まだまだ書きます! (2021年6月19日 17時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 妖怪ウオッチ誕生の秘密だニャン!が一番好きですね。コアラニャンの奴も感動しました。生きたぬいぐるみが持ち主を愛して助けようとした。素晴らしいです。ブリーチは、姉弟が死ぬ場面は泣き崩れました。まさか、ルキアがあんな風に泣くなんて思わなかったので (2021年5月25日 20時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭 - 第2弾のエンマ大王と5つの物語です!みこちさんは、一番好きな妖怪ウォッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 18時) (レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 因みに、一番お好きな妖怪ウオッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 15時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 長らくお待たせして申し訳ありません。頑張って書きますね!他の作品も、出来ましたら是非お楽しみください。 (2021年5月20日 10時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年1月22日 21時