妖魔界へ(23) ページ23
ケータ「これ全部じいちゃんが集めたの?」
ケイゾウ「そのじいちゃんっての止めろ。ケイゾウだ」
ちゃぶ台に肘をつきながら不機嫌そうに吐き捨てる
ケータ「じ、じゃあケイゾウ、これさっき使ってたよね、妖怪叩けるんだ!」
其処には先程ケイゾウが使っていた棍棒が数本壺に挿してあり、横には何やら紅い粉がすり鉢に刷毛と一緒に入っている。何かをすり潰した物らしい
ケイゾウは刷毛を取り、棍棒に紅い粉を塗りつけ始めた
ケイゾウ「全部じゃない。怪魔と怪魔に取り憑かれた奴にしか効かない。唐辛子の粉を水に溶いた物を塗ってあるんだ」
つまり、倒すにしろ追い払うにしろ、これでぶん殴らなければならないのだ
其れは良いが、怪魔本体は兎も角取り憑かれた者には些か気の毒に感じる。先程のウィスパー等は、頭がへっこむ程ぶっ飛ばされていた…
そもそもドリフのコントでは有るまいし、身も知らない相手からいきなり頭をぶっ飛ばされたら、普通の相手ならまずブチ切れルート一直線だろう
ならば知っていれば良いのか?という話でもないが
「ゴルァてめぇ何をしやがるっ!」となる。其れに
「アンタが化け物に取り憑かれていたから助けるためにぶっ飛ばしちゃいました(=°ω°=)」
等と相手に言おうものなら…血の雨が降るだろう
一護「そ、其奴は言わない方が…」
因みに、倒すときは直接怪魔の頭を殴れば一撃で消滅させられるが、妖怪や人間に取り憑いている場合はやはり頭を殴るのだが。只、その場合は躰から追い出す(憑依を強制的に解除する)しか出来ない
不意にケータは、壁にあるスケッチがあるのに目を止めた。其れは荒削りな書き方ではあるが、紛れもなく妖怪ウオッチの図面であった
ケータ「これは…!ケイゾウ、何で妖怪ウオッチ作らないの?」
自分で制作し始めたのなら、止めること自体理解出来ないと聞く
ケイゾウ「お前、何でこれ(妖怪ウオッチ)知ってるんだ!」
一護「おいおい…来た目的聞いてんのに何を的外れな…」
ケータ「俺も使ってたんだ。妖怪ウオッチ」
ケイゾウ「何だと!?」
フユニャン「ケイゾウ、お前が妖怪ウオッチを作るのを止めてしまったからケータの時代の妖怪ウオッチが消えたんだ。怪魔達はそれに便乗して動き始めている。俺は其れを何とかしたくてお前を助けるためにケータ達を招いたんだ」
ケイゾウは自分の左手首に付けた零式に目を向けた
ケイゾウ「此奴の改良版か」
と言っても、ビー玉を針金で留めてある改良した腕時計だ
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みこち(プロフ) - 饅頭さん» 勢いで書いてますが如何ですか?まだまだ書きます! (2021年6月19日 17時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 妖怪ウオッチ誕生の秘密だニャン!が一番好きですね。コアラニャンの奴も感動しました。生きたぬいぐるみが持ち主を愛して助けようとした。素晴らしいです。ブリーチは、姉弟が死ぬ場面は泣き崩れました。まさか、ルキアがあんな風に泣くなんて思わなかったので (2021年5月25日 20時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭 - 第2弾のエンマ大王と5つの物語です!みこちさんは、一番好きな妖怪ウォッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 18時) (レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 因みに、一番お好きな妖怪ウオッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 15時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 長らくお待たせして申し訳ありません。頑張って書きますね!他の作品も、出来ましたら是非お楽しみください。 (2021年5月20日 10時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年1月22日 21時