妖魔界へ(22) ページ22
ギン「しかし所詮は鼠。我等の脅威にはなるまいが、念の為じゃ、ウバウネ様にご報告為ねばならぬ」
うなずき合い、三人組は消えた
ー河原の土手ー
何とか怪魔達を振り切り、一同は息を切らしながら立ち止まる
ケータ「あ、有り難う」
ケイゾウ「礼なんか良い!」
そう言いながら、またもや戦隊ヒーローみたいな決めポーズをした。全く何がしたいのやら…
ケイゾウ「お前、妖怪連れてんのか?」
ケータにビー玉を覗きながら聞いてくる。ジバニャン達が見えるのだろう
一護「今気づいたのかよ…さっきウィスパーぶん殴ったのに…」
ケータ「うん、俺の友達妖怪なんだ。ジバニャンとウィスパーだよ。後、フユニャン…」
ケイゾウ「其奴の事は良い。判ってるんだ」
ケイゾウ「其れと、お前今其奴らを友達妖怪だって言ったな。お前何者だ」
フユニャン「ケイゾウ、此奴はな、お前の未来に産まれてくる孫だ。今から60年後の世界から俺が連れてきたんだ。怪魔達を何とかしたくてお前の助力を乞うために」
ケイゾウ「何?余計な事を!俺には構わないでくれって言っただろう!」
一護「…ッ!おい待て!助けに来てくれた奴等になんて言い方だよ!」
フユニャン「言っただろう。ケイゾウはウバウネ達の罠のせいで他人に係わること自体を拒んでいた。その後、一応ケイゾウの秘密基地までは連れて行ったんだがな」
一護「秘密基地?ああ、田舎の餓鬼とかが木の上とかに作る奴か?」
ケイゾウに帰れと突き放されかけたが、
フユニャン「済まない。これには込み入った事情が有るんだ。後で説明するから此処は我慢してくれ」
そう言われ、ケイゾウの後を少し離れてついて行く。時々振り返り顔をあからさまに顰める。更に林の中を進むと、目の前に古びた木造の小屋が現れた。しっかりした造りで手入れもされている。ケイゾウがやっているのだ
ケータ「わあ…凄いね!」
ケータは目を輝かせている
フユニャン「ケイゾウの秘密基地だ。元は此処の木こり達の使っていた小屋なんだがな、放置されていたのをケイゾウが手入れして使っているんだ」
南京錠を外して中に入るケイゾウ。ケータ達もフユニャンに促されて入った
中には様々な小物がある。感心しているケータ。
ケイゾウ「フユニャン、何で此処に此奴ら(ケータ達)を連れてきた!」
フユニャン「仕方ないだろう。泊まる場所も無いんだぞ、其れに外に居たら怪魔達に襲われるかも知れない」
ケイゾウ「仕方ねぇな、明日までだからな」
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みこち(プロフ) - 饅頭さん» 勢いで書いてますが如何ですか?まだまだ書きます! (2021年6月19日 17時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 妖怪ウオッチ誕生の秘密だニャン!が一番好きですね。コアラニャンの奴も感動しました。生きたぬいぐるみが持ち主を愛して助けようとした。素晴らしいです。ブリーチは、姉弟が死ぬ場面は泣き崩れました。まさか、ルキアがあんな風に泣くなんて思わなかったので (2021年5月25日 20時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭 - 第2弾のエンマ大王と5つの物語です!みこちさんは、一番好きな妖怪ウォッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 18時) (レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 因みに、一番お好きな妖怪ウオッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 15時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 長らくお待たせして申し訳ありません。頑張って書きますね!他の作品も、出来ましたら是非お楽しみください。 (2021年5月20日 10時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年1月22日 21時