妖魔界へ(16) ページ16
確かに、猫は犬とは違い首さえ入れば多少小さくとも穴から抜けることは出来る。首の骨の形が違うからだ。しかし…
ケータ「え…無理だよ」
まあそうだ。こんな体躯の相手をどうやって引っ張り出せと言うのか
しかしウィスパーはいつものノリで
ウィスパー「いやいや此処はやらねば、話が先に進みませんよ?」
等としたり顔だ。
ケータ「じゃあ」
ケータはデカニャンの顔を掴んだ。
ウィスパー「素直」
ウィスパーはびっくりした声を出した
一護「本当にやったのかよ…コンだったら絶対に拒否するなきっと」
三人はデカニャンの顔をゴムみたいに伸びるのも構わず引っ張る。痛がるが相手から頼んで来たので我慢しろとしか言えない。
ジバニャンは焦ったのか、デカニャンの鼻をまともに引っ張ろうとした。すると、
デカニャン「ふぁ、ふぁ、バッフーンッ!!」
特大のくしゃみをした。三人は吹っ飛び、倉にはデカニャンが力を躰に入れたせいかピキピキとヒビが入り始め……
ドド…ドシャアッ!!
もうもうと砂煙が上がり…
ケータ「ちょっと!壊れちゃったじゃん!どーすんのこれ!」
正確には「壊れた」等というレベルでは無い。完全に形を留めぬ程にバラバラになってしまったのだ。ダイナマイトで吹っ飛ばしたのか?!と、ツッコミたくなる位に…
一護「大体予想は付いたが…お前ら、ケータの婆さんに其れなんて弁解したんだよ…まさか、
「中に入ってたデカい猫の妖怪にくしゃみされて壊れちゃいました」
なんて言えねぇだろ…」
話が続かないので先に進む。
デカニャンは更に呆れた要求をしてきた。自分の尻を見てくれ等と言ってきたのだ。流石にケータはやだ!と言った。が、ウィスパーがデカニャンの尻を指差し、
ウィスパー「ケータ君コレコレ!」
等と騒ぐのでそちらへ回ると
其処からジバニャン位の大きさの、シャンパンのコルク栓のような形の物体が出ていたのだ。其れを開けてくれと言う事らしい
確かに彼の体型では自分では抜く事は出来ない。仕方がないとジバニャンを持ち上げて、頼むと栓に近付ける。だが、
ジバニャン「えーっ!臭そうニャ!」
嫌だと大暴れする。ならばとウィスパーを近付けたが
ウィスパー「何でわたくしがーっ!」
と、やはり全力で拒否される。二人はケータを無言の圧力で睨んでくる。
「ケータが頼まれたんだろ!自分でやれ!」と。
仕方が無い。ケータは栓を掴んで引っ張った
ケータ「絶対変なのが…」
すると、
ブワッーッ!!
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みこち(プロフ) - 饅頭さん» 勢いで書いてますが如何ですか?まだまだ書きます! (2021年6月19日 17時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 妖怪ウオッチ誕生の秘密だニャン!が一番好きですね。コアラニャンの奴も感動しました。生きたぬいぐるみが持ち主を愛して助けようとした。素晴らしいです。ブリーチは、姉弟が死ぬ場面は泣き崩れました。まさか、ルキアがあんな風に泣くなんて思わなかったので (2021年5月25日 20時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭 - 第2弾のエンマ大王と5つの物語です!みこちさんは、一番好きな妖怪ウォッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 18時) (レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 因みに、一番お好きな妖怪ウオッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 15時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 長らくお待たせして申し訳ありません。頑張って書きますね!他の作品も、出来ましたら是非お楽しみください。 (2021年5月20日 10時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年1月22日 21時