妖魔界へ(13) ページ13
だが、更に攻撃が放たれた。デカニャンは黒煙の中をフラつきながらゆっくりと飛び上がり、
デカニャン「どうか、俺の友達を…助けてやってくれデプ…!」
そう告げながら消滅してしまった。
ジバニャン「やられちゃったニャン!」
ウィスパー「いえ、多分大丈夫ですよ」
ケータ「どうしてさ!」
ウィスパー「見ていて判りました。あれは多分意識躰です。本体から意識だけを此処に飛ばして実体化させていたんでしょう」
ジバニャン「じゃあ本体は無事って事かニャ?」
ウィスパー「其れは判りませんよ。多分大丈夫かとは思いますが、先程の攻撃からして、何者かに狙われているなら…」
放置していたら彼自身(デカニャン)が危ない。という事か。
兎に角、こんな乱暴を問答無用でいきなり行う輩なのだ。まともな話等通じるような相手の筈は無いだろう。
ケータは自分の肩先に乗ったジバニャンに、
ケータ「ジバニャンお願い、やっつけて!」
彼奴らを、と空に視線を向けて言う。
しかし、面倒なのか怖いのか、眉をひそめて迷い顔をしてくるジバニャン。
ケータはジバニャンを脇を抱えて顔を近づけ、
ケータ「ジバニャンしか居ないんだよ!お願い!彼奴らを倒して!」
その言葉に覚悟を決めたのか、判ったニャンと言い、手に妖気を貯めながら百裂肉球を放とうと身構えた時、例の雷の攻撃がジバニャンを直撃する。
ドシャアッ!
軽々と弾き飛ばされる。何とか身を起こすが、構えようとすると、またもや
バシュッ!
ジバニャン「ぐはっ!」
ドシャアッ!!
やはり吹っ飛ばされてしまう。
ケータ「ジバニャンっ!くそ…!なんて奴等だ!問答無用でこんな真似を!」
ウィスパー「そうですそうです!普通はこういう場合、相手の準備(技の名前を言い終わる事)が終わるまでは待つのがお約束…」
そういう問題では無いと思うが…
ジバニャンは目を回しながら言う。
ジバニャン「い、いつもとノリが違うニャ…何でこんなシリアスモード何だニャ?」
?「フッフッフ…」
キンが口を開き不敵に笑う。
キン「妖怪ウオッチは我等が奪った」
ケータ「何!」
ギン「人間共から全てを奪うのも時間の問題じゃ」
不気味に笑いながら、三人組は怪魔達と共に消えていった。まるで、
もう全ては我等の手の中にある。手遅れだ。
とでも告げるかのように…
一護「宣戦布告か。余程自信があったんだな」
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みこち(プロフ) - 饅頭さん» 勢いで書いてますが如何ですか?まだまだ書きます! (2021年6月19日 17時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 妖怪ウオッチ誕生の秘密だニャン!が一番好きですね。コアラニャンの奴も感動しました。生きたぬいぐるみが持ち主を愛して助けようとした。素晴らしいです。ブリーチは、姉弟が死ぬ場面は泣き崩れました。まさか、ルキアがあんな風に泣くなんて思わなかったので (2021年5月25日 20時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭 - 第2弾のエンマ大王と5つの物語です!みこちさんは、一番好きな妖怪ウォッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 18時) (レス) id: d3fe79fcb9 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 因みに、一番お好きな妖怪ウオッチの映画は何ですか? (2021年5月25日 15時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 饅頭さん» 長らくお待たせして申し訳ありません。頑張って書きますね!他の作品も、出来ましたら是非お楽しみください。 (2021年5月20日 10時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年1月22日 21時