妖怪ウオッチ×ブリーチ異聞録続編

妖魔界へ(12) ページ12

其れを聞いたデカニャンは、ならば妖怪を呼び出して見せろ。そうしたら暴れるのを止めてやると言い放った

ケータはウィスパーの耳打ちを聞き

ケータ「よーし、見てろ！今から俺の友達のジバニャンを呼び出して見せるからな！」

と、とりあえずはと妖怪メダルを妖怪ウオッチに差し込むまでのリアクションと台詞を言った。そうしたら

ジバニャン「呼んだかニャ？」

何と、ジバニャンがその場に「ごく普通」にポテポテ歩いて現れたのだ。勿論妖怪ウオッチは無いので召喚されたのではない。只単にこの場に居たから来ただけだ

ケータ「ジバニャンどうして此処に？」

ジバニャン「只何となく通り掛かっただけニャ」

ウィスパー「何となくじゃねぇよこのジバ野郎が！」

ズコッ！一護はずっこけてしまった

一護「お、お前ら…ふざけてんのか！？幾らなんだってあり得ないだろ！」

ウィスパー「仕方ないでしょ？事実なんですから」

デカニャンは、ケータが本当に妖怪達と知り合いであると気付き、ケータ達三人にこう告げてきた。

デカニャン「この世界には、今大変な危機が迫っているデプ…」

その時、

ババッ！！

空から何者かがデカニャン目掛けて雷撃のような攻撃を放ってきた

ドドオォォンッ！！

デカニャンは吹き飛ばされ、砂煙を上げてビルの側面にめり込むほど叩き付けられた

ケータ「デカニャン！」

何が起きたんだと攻撃が来た方向に視線を向けた時、ウィスパーが空の一角を指し示して叫んだ。

ウィスパー「あーっ！な、な、何です彼奴らはっ！！」

ジバニャン「彼奴らがやったのかニャ？！」

恐らく妖怪の仕業だろうが、ケータは妖怪ウオッチが無いため相手の姿が見えない。目を凝らしても、微かにしか気配が判らないのだ

ケータ「えっ？何所なの？見えないんだけど？」

ウィスパー「あそこに浮かんでるじゃありませんか！まさか見えていないんですか！あんなにこの世の者とは思えない程不気味な姿した奴等なのに！」

一護「漸く現れた訳か、ウバウネか？彼奴らって事は、怪魔とかいう奴等も居たんだろ？」

ウィスパー「いえ、怪魔も確かに数匹居ましたが、その時に居た奴等は、ウバウネの配下の、老人の姿をした妖怪の三人組です。婆さんが二人、爺さんが一人です。キンとギンとドウの三人です」

デカニャンは苦しげにケータに顔を向けて、

デカニャン「このままでは、この世界は奴らの手に落ちてしまうデプ、俺の友達に深く繋がっている君の力を貸して欲しいデプ…！」

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