３ ｒ ｄ ページ4
｢･･･は、なに、言ってんだよ｣
赤い松野は呆然としていた。
｢だって･･･俺、今日の朝だってあいつらと話したんだぜ？｣
｢そうなのか？｣
確かに、僕は今日、朝は松野家に行ってないから、すれ違ったのかもしれない。
とにかく、僕がこいつを知らないのは決定的におかしい。
僕の中の可能性では、
�‐礁遒�そ松が嘘をついている。
�△海い弔侶残錣瞭雲�同名の五つ子が僕の知ってる松野家。
��松野おそ松幽霊疑惑。
もしかすると。
｢お前･･･家族にハブられてる？｣
｢どういう思考回路？俺そんなに可哀想な奴に見える！？｣
｢見えなくもないけど、違うのか｣
｢兄ちゃん泣くよ？｣
�い両礁遒�そ松は家族から嫌われているっていう可能性はなかったか。
うん、全くわからん。
なんで松野たちはこいつの存在を僕に隠してるんだ？
｢つーかお前の名前聞いてなかったわ｣
｢そうだっけ。
僕は珀だよ｣
｢ふーん･･･
俺も、珀なんて名前、聞いたことねーけどな｣
･･･だと思った。
｢じゃああいつらは、僕の存在をお前には隠してるってことか｣
｢かもねぇ･･･｣
どんな意図で、あいつらがそんなことをしてるのか。
つか、あいつら嘘つけるほど賢かったっけか？
･･･桃色はつけるかもしれないけど。
｢ま、考えてもわかんねーし、どっちにせよ、会えたことには変わりねーんだからさ、
よろしくな！｣
ああ。
僕は思った。
こいつはまさしくあいつらの兄弟だ、と。
考え方が基本的に馬鹿だし、うざいし、ニートだし、たぶん童貞だし、
こんなにも和やかで居心地がいい家族は松野家以外いない。
※ただし馬鹿
｢･･･よろしく、赤松野。｣
｢ちゃんと名前で呼んで！？｣
僕らは横に並んで話しながら、公園の出口に向かった。
｢えー、、名前呼び苦手なんだよ｣
｢俺らのことは見分けれるくせに？｣
｢顔と名前が一致しないんだよ｣
松野の話を聞きながら公園を出た瞬間、
松野の声が消えた。
｢･･･松野？｣
振り返って見たが、そこには誰もいなかった。
｢え、｣
��の松野おそ松幽霊疑惑の可能性浮上！？
――
今更感満載ですが。
主人公の設定
珀(はく)
２０代
松野家と関わりがある
続く
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作者名：桐咲 四季 | 作成日時：2016年3月31日 0時
