どうにかしてください！【朔間凛月】 (ページ17)

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お泊まり合宿前日の放課後２ページ17

コツン。と頭に優しくチョップを食らった。

凛月「何人ごとみたいに言ってるの。Aのこと言ってるんだけど」

A「そうよね。ごめん」

凛月「はぁ～。Aはいつもそうだよね～。自分で限界がわかってないようだし。…あ、じゃあこれ」

と言って小指を出してきた凛月。

凛月「指切りしよ、Aが絶対無理しないように」

よくわからないが、何故か何も言えないまま、自分の小指を出して凛月と指切りげんまんをした。

店員「ご注文は以上でよろしいでしょうか？」

真緒「はい。お願いします。」

……そして今現在喫茶店。
(あぁ…結局この流れで喫茶店に来てしまった。今日はバンドの練習や家のことがなかったからまだしも…本当は今日レッスンがないなら家に帰ってギターの練習したかった。ライブも近いのだし。明日から合宿でギターなんかもっていけないし。でもそれで断るなんて失礼よね…)

あんず「…ん…ちゃん…Aちゃん」

A「あ、ごめんなさい。話を聞いていなかったわ」

あんず「Aちゃん大丈夫？疲れてる？」

A「あ、いえ。全然疲れていないわ。大丈夫よ」

あんず「そう…それならよかったんだけど。無理しないでね」

A「ごめんなさい。心配かけて」(でもこんなんで無理してるなんて言えない。もっと頑張らないと…)

あんず「……Aちゃん…」

(あ、まずい。思ったこと顔に出てたかな…)

凛月「…………。」

店員「お待たせいたしました。チョコレートパフェでございます。」

……だれ。こんな大きいの頼んだの。

凛月「はぁーい」

(お前か…)

凛月「A、俺のことお前呼びしないでよ」

は？そんな事言ってないけど

凛月「は？そんな事言ってないって顔してる～残念だけど俺Aの考えてる事大抵顔見ればわかるんだよね～」

は！？

凛月「ふふふ。じゃあいただきまーす♪」

あ、食べ始めた。なんなんだこいつは……ってヤバイヤバイ口調が悪くなっているわ…気をつけないと…

その後それぞれ頼んでいたものが来てそれぞれ楽しく会話して食べた。美味しかった。ちなみに私は紅茶が好きなので紅茶を頼みましたよ。あ、ちなみに後のメンバーの方がなにを頼んだかは読者さんのご想像にお任せします！！