検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:84,223 hit

*目的地へ全力疾走 ページ4

そんなわけで、蘭丸に会えるかもというフラグが立った瞬間、疑いなんて何処かに吹き飛んでしまった私は、通勤ラッシュでごった返している中、電車を使って事務所へと向かった。

結構街中から離れたところにあるようで、最寄り駅を降りてからも、少し歩くことになった。
というよりは、電車を降りてから目的地まで全力疾走だった。

だって、早く蘭丸に会いたいんだもん!!

蘭丸がアイドルとしてやっていくと聞いてから、忙しさからのすれ違いもあり、お互いにあまり連絡を取らなくなっていた。
それが続くうち、最終的にはまったくと言っていいほど連絡を取っていない。
年末年始恒例のあけおめメールですら送らなくなったほどに。

それだけ疎遠になってた分、直接会うことができるということが、嬉しくてたまらなかった。

だけど……


A「……ここ、さっきも通った……よね?」


事務所の敷地内に入ったのか、周りは見渡す限りの緑。
つまりは森である。
360度ほぼ木でできた世界に、私は迷子になってしまったようだった。
方向音痴では、なかった筈だけど……


A「だ、大丈夫!!地図はあるんだし、その通りに進めば……!!」


そう思って、地図と道を交互に見てみる。
猪のごとく走ってきたため、最早どこまで来たのかもわからない。

どうしよう……



「おい。お前……」

A「あ、はい!!ごめんなさい!!邪魔ですよね!!すぐ退きますから……」

「あぁ?邪魔って、森ん中で邪魔もくそもあるか。つか、なんだよその敬語」


……ん?
よく聞けば、何処かで聞いたことあるような声……

僅かな期待と不安を胸に、恐る恐る後ろを振り返る。
そして、その人物が誰だかわかった瞬間、勢いよくその人物に抱きついた。


A「久しぶり!!蘭丸!!」




.

*二度と引っ掛かんな→←*一枚の手紙



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
189人がお気に入り
設定タグ:QUARTETNIGHT , うたプリ , 黒崎蘭丸   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まな - 私はうたプリでは主にカルナイ(特にカミュと蘭ちゃん)と翔ちゃんとなっちゃんとトキヤと音也と...でもなっちゃんは本当によく出ますww←なんか最近トキヤと翔ちゃんと藍ちゃん上がってます← (2015年8月18日 22時) (レス) id: ceaa2bc4f1 (このIDを非表示/違反報告)
まな - RUIさん» シュウさんですか?!私も1つ買った時にまさかのレイジ様出てきてビックリしましたよwwクリーム色みたいでシュウさん可愛いですよね〜私のシュウさん運は衰えを知らないみたいです(⌒-⌒; )今度オタマートでシュウさん出すのでお知らせしますよ! (2015年8月18日 14時) (レス) id: ceaa2bc4f1 (このIDを非表示/違反報告)
十九 雷音(プロフ) - RUIさん» いえいえ大丈夫ですよ!!私もあまり最近更新できていなくて申し訳ないです(>_<) (2015年8月18日 13時) (レス) id: abb4063eb2 (このIDを非表示/違反報告)
RUI(プロフ) - 十九 雷音さん» すいません!4時~半はちょっと用事が出来てしまったので、五時半ぐらいに顔出します!本当に、すいません。 (2015年8月18日 13時) (レス) id: 53c9c73951 (このIDを非表示/違反報告)
RUI(プロフ) - 十九 雷音さん» 最近忙しくて来れませんでした。今も、ちょっと顔出しただけなので、また4時~半ぐらいに来れるので、またその時にお話しましょう! (2015年8月18日 12時) (レス) id: 53c9c73951 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:十九 雷音 | 作成日時:2015年6月13日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。