【うた☆プリ】True or False【黒崎蘭丸】

＊進まない打ち合わせ ページ22

A「嶺二さん達は、普段どんな風に曲を決めてるの？」


こっちにプランがないため、とりあえず参考までに今までどんな風に曲を決めてきたのか聞いてみた。
すると、何故か嶺二さんは苦笑いをして、なんとも言えない表情で答えた。


嶺二「新入りちゃんにあんなこと言っておいてなんだけど、僕達は普段、曲作りには関わらないんだ」

A「えっ？」

藍「プロの作曲家が書いた曲をもらって、それを歌うだけ。打ち合わせの内容だって、ダンスの振り付けやパフォーマンスをどうするか話し合っていただけ」


要は、曲のほうはほぼ丸投げだったと……
まあ、アイドルってパフォーマンスがメインなところあるんだろうし、そうでもおかしくはないと思うけど……
改めて聞いちゃうと、なんとも言えないなあ……


A「じゃあ、なんで今回に限って？」

カミュ「元々は、お前を無視して事を進める予定だったのだがな」


無視って……
カミュさんの言葉に、ちょっとムカッと来た。
だけど、私が怒るよりも先に、嶺二さんがなだめる。


嶺二「無視ってっていうのはちょっと違うけど、まあ、曲の打ち合わせは予定にはなかったね。それに、ランランが新入りちゃん連れてくるなんて、思ってなかったし」

蘭丸「連れてきたっつうか、たまたま森ん中で拾っただけだ」

嶺二「拾ったってランラン、猫じゃないんだから……」

藍「彼女は猫というより犬じゃない？ランマルにべったりだし」

カミュ「犬というには従順さに欠けるな。アレキサンダーを見習わせたいものだ。まあ、貴様のような愚民には不可能であろうがな」

蘭丸「てめぇの犬は今関係ねぇだろ」


あーあ、また脱線しちゃった……

ここまできて進展ほぼゼロ。
なんか、終わる気がしないんだけど。
この打ち合わせ……




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