Forever more (ページ10)

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濱家さんと解散し

家に帰るとベッドですやすや寝ている彼女がいた

そんな彼女の頬を撫でると、目が少し開いて

「リリーさん、かえってたの」と、

寝起きで舌足らずな彼女が言う

「さっき帰ってきた」

「そっか、あしたは？リリー、さん仕事？」

「明日は元々あったけど休みとった、しんどくて」

「じゃあいっしょに、ねよ」

「ね」

「ん」

洗面所に行って鏡に映る自分を見つめた

鏡に映る俺は、泣きそうな顔をしていた

家に帰ったら無理やり叩き起して、あの男は誰なんや、と質問攻めするつもりやったのに

ベッドですやすや寝ていた彼女を見ると怒ることなんて出来るわけなかった

俺じゃない奴と、ハグをして、キスをして、抱き合ったのを想像すると吐きそうになる

けど、俺は決めたから

別れる、という判断で相手の男が喜ぶんなら
俺は絶対に別れたらん

Aが嫌がっても。