なんで泣いてるの ページ13
｢痛っ、｣
煙草の煙が目に入った
じわじわと涙が出てきて頬が濡れる
最近は本当についていないなと自分でも思う
包丁で指を切ってしまったりお気に入りのお皿を落として割ってしまたりと、色々。
あのとき、神様に我儘を言った日
その日から神様はずっと私を見ていたのかな
自分勝手な行動をして�眸耄匹鯲∪擇辰燭海箸紡个靴�
天罰が下っているのだろうか。
ふと下を見ると、壁にもたれて携帯片手に人を待っている人がいた
それがどうも�眸耄匹妨�えた
こんな夜中にいるはずもないのに
�眸耄匹呂發�私のことを大嫌いなのに、私は大好きのままだ。
私だけが、気にしている
�眸耄匹�今何をしているのか、何を食べているのかお笑いは順調なのか。
部屋に戻って時計をちらりと見ると
3時ちょうどを針が指していた
今日は、帰ってくるって言ったのに。
携帯を見ても何も通知は来ていない
なんとも言えない感情を持ったまま少し小腹がすいて近くのコンビニに行くことにした
｢さむっ｣
失敗だった、短パンと薄い長袖のシャツを着て外に出たのは
煙草吸うこと以外、長いこと家から出ていなかった
煙草と、水と、カップラーメンを買ってコンビニから出ると
家の前で若い2人がイチャついているのが見える。
どこでイチャついてんねん、と思いながら見ていると
見覚えのある男だと気づいた。
｢あっ、｣
リリーさんだったのだ
茶髪でロングのピンクの可愛らしいコートを着ている女の子を傍においてその場でハグをし頬にリリーさんからキスをしていた
私に気づかずリリーさんは家の中に入っていくと彼女は名残惜しそうに小さく手を振っていた
そりゃそうだ、毎日部屋着でだらしない私よりもあんな子の方がいいに決まってる
リリーさんは何も悪くない、全て私が悪いのだ
なのに
私は家へと真反対方向の方に向かっていた
どこへ行くかも決めていない、辺りは真っ暗で人すらいない
ブーッ、とポッケに入っている携帯が鳴った
見るとリリーさんからのLINEで。
どこおるん?
と、送られその1分後には電話がかかって来た
何もしたくない、お腹が空いているのなんかとっくに忘れて地べたに座った
袋から煙草を手にして、咥えて火をつけようとすると
｢路上喫煙はダメです｣
タバコを取りあげられ、驚いてその人を見ると
｢Aさん、なんで泣いてるの｣
と、彼も地べたに腰を下ろして私の頬を拭った
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作者名：(^^) | 作成日時：2024年1月11日 2時
