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40話 ページ42

まふまふside



ちょっとずつ落ち着いてきた彼女は、今は僕の膝の上で眠っていて
まだ涙の後が残った頬をそっと指でなぞった


「痴漢、か」


少しずつ、泣いていた理由を伝えてくれたA
どこまで知っていたかは分からないけれど、少なくとも彼女が歌い手だってことを相手が知っていたのは確かだ


幸いにも、顔を真っ青にした彼女と、やけに息の荒い男の存在に気がついてくれた男性が、駅員さんの所に一緒に行ってくれたらしい

痴漢行為をした男は警察に連れて行かれたようで、そこは一安心だった


その男性がいなかったら、今彼女はここにいなかったかもしれない
そう思うと、ぎゅっと胸が締め付けられて、呼吸が苦しくなった


「怖かったよね、気づいてあげられなくてごめんね」


僕、なにしてるんだろ
わがまま言って、Aのことを振りまわして、
バカなのは僕の方だ
彼女が相談しにくくなってしまうなら、こんな約束なくていい
むしろ寂しさで僕の方が限界



『んぅ、、』


眩しそうに目を擦っているAはもうお目覚めのようで


「おはよ、A」


『ん、、おはよ…』


まだ目開いてないよ、笑


『まふくん、もうげんきなったよ。ありがとう』


そう言って眉を下げて笑う彼女
また、僕が出した禁止令のせいで遠慮してるんでしょ?



もう困らせたくないから、勇気を出して伝えるから、
僕のお願い、聞いてくれる?




「Aちゃん」


『なあに?』





「…僕と一緒に、住みませんか」



今度は、僕の番だ

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設定タグ:歌い手 , まふまふ   
作品ジャンル:恋愛
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やの(プロフ) - とっっても最後までにやにやさせていただきました!完結おめでとうございます!「俺」というのはきづいたんですけど、まさか余裕がなくなっていただなんて驚きでした(笑)。出来ればですが、私的には続編出してもらいたいです!とても素敵な小説ありがとうございました! (2018年11月24日 19時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ(プロフ) - 8190さん» コメントありがとうございます!お返事遅くなってしまい申し訳ないです(汗)ゆっくりの更新にはなってしまいますが、完結まで頑張っていくので、良ければこれからもよろしくお願いします(*^^*) (2018年10月28日 12時) (レス) id: 678304d4e6 (このIDを非表示/違反報告)
ラビ(プロフ) - みーん?こたぬき?crew歴3ヶ月さん» そうなんですね!同担拒否はそんなに無いので大丈夫ですよ!(汗)えー!それはすごいですね!!私も大人になったらいつか行きたいです(^^; (2018年10月28日 12時) (レス) id: 678304d4e6 (このIDを非表示/違反報告)
8190 - いつもドキドキしながら見てます!! これからも頑張ってください! (2017年11月18日 20時) (レス) id: 48eeb79e90 (このIDを非表示/違反報告)
みーん?こたぬき?crew歴3ヶ月(プロフ) - 白雪@元Bellさん» 私も新米ですよww4ヶ月目なのでw お!お揃いですか!♪...同担拒否とかされる方ですか??← 行きましたよ!!私も遠いっちゃあ遠いですよw宮城から行ったのでww (2017年11月10日 4時) (レス) id: 92782f771b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラビ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年8月10日 19時

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