31話 あのね ページ32
鞠莉side
千歌「じゃあ皆…行くよ!……Aqours!!!」
「「「サーーーンシャイーーーン!!!!!」」」
Aqoursのステージはそれはもう大盛り上がりで
黄色い歓声が飛び交っていた
「「「胸に聞いたら YES!と答えるさ♪」」」
千歌っちと梨子が作った詞に、私とAが曲をつけた
曲名は、”君のこころは輝いてるかい?”
千歌っちの輝きたいっていう想いが伝わってくる
とてもいい曲になった
鞠莉(あ、A!)
客席にAを見つけてウインクを一つ
鞠莉(ふふっファンサービスよ♪)
「!」
それに気づいたAが笑顔で手を振ってくれた
でも、
鞠莉(…A…?)
その顔はまるで自分の感情を噛み殺しているような
貼り付けたような笑顔だった
千歌「ありがとうございましたー!!!!」
大きな拍手の中、私達の初めてのステージは終わった
千歌「みんなお疲れ様!大成功だね!」
曜「うん!お客さんも沢山来てくれたね!」
花丸「でも疲れたずら〜」
ルビィ「ふふっ、花丸ちゃん!お水だよっ」
善子「くっくっく…これでヨハネのリトルデーモンもどんどん…」
梨子「もう…すぐそういうこと言うんだから善子ちゃんは…」
果南「んー!楽しかったー!!」
ダイヤ「ええ、無事に終わって何よりですわ。ねぇ鞠莉さん」
鞠莉「…」
果南「鞠莉?」
鞠莉「っ!えっ!?あ、あぁ、そうね!」
ダイヤ「どうしたのです?ぼーっとして」
鞠莉「い、いや…A…どこに行ったのかなって」
果南「あ、そういえば見てないね」
曜「ん?果南ちゃん達、どうかした?」
ダイヤ「あぁ、Aさんの姿が見えないのです」
ルビィ「Aちゃん?」
善子「出店でも見に行ったんだじゃないの?」
鞠莉「でも、何も言わずに行くような子じゃないと思うんだけど…」
花丸「確かに、Aちゃんならお疲れ様!って言いに来てくれるはずずら…」
千歌「…」
梨子「ん、千歌ちゃんどうかした?」
千歌「えっあ、えっと…なんでもない!」
曜「千歌ちゃん、何か隠してるでしょ?」
千歌「え!?あー、えっと」
鞠莉「千歌っち?」
千歌「うっ…ごめん…Aちゃん」
鞠莉「Aの事、何か知ってるのね?」
千歌「…Aちゃんには、鞠莉ちゃんだけには言わないで欲しいって言われたんだけど…」
鞠莉「私には言わないでって…一体なんの事…?」
千歌「…あのね」
千歌「Aちゃんはもう…ここには居ない」
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天霧(プロフ) - とても好きです。続き気になります。更新待ってます! (2022年6月13日 16時) (レス) @page42 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
湖南(プロフ) - 続きが気になります...!頑張ってください (2019年11月3日 10時) (レス) id: 9b8accfd92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うどんや | 作成日時:2019年6月2日 15時