優しすぎる君 ページ36
ゾム視点
朝はロボロと狩りをして
赤い木の実を見つけたからAにあげようって
そう思い池の水に入れて冷やしていた
ロボロが言うには毒はないらしいから
早くA来ないかな……
なんて思って
ロボロと待っていた
すると
『ゾムーロボローいるかー!』
君の声が聞こえて
急いで会いにいったら
隣には二人の男
歳上そうで
なんかチワワみたいな奴と
歳下そうな
小さくて猫毛のヘルメット
なんでや
せっかく俺らに会いに来てくれたのに……
知らん奴と一緒に……
『コネ吉とドライ仲良くな二人共いい奴だから』
「僕今日会ったばっかりスよ」
「えぇやんお前いい奴そうや」
片方は今日会ったばっかりらしい
多分チワワの方は
『今度話すって言ってた奴コネ吉』
『コネ吉 ドライこっちは……』
「ロボロやよろしゅう」
「ゾム」
やっぱり前からAが会いに行ってた奴
気に入らん
Aは俺らに
居場所をくれた
この痣を隠してくれた
服をくれた
優しくしてくれた
俺らだけじゃダメなん
弟のことだけでも
嫉妬してまう
俺らじゃ
俺じゃダメなんか
やっぱり俺みたいな
なぁ
A
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すずねこ - 面白かったです (2022年6月5日 16時) (レス) @page42 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モチ作 | 作者ホームページ:http://AA96
作成日時:2021年2月7日 18時