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37話 ページ38

「_____瀬君。黄瀬君」


「っうわ!」



ハッとして我に返ると、オレは制服を来てコンビニの前にいた。


そして手にはアイス。


あ、あれ?部活、終わってたッスか?



「オイ、黄瀬。今日ずっとそんなだったよな。全中に対する気合い足りねぇんじゃねぇのか?」


「あ、青峰っち…そ、そんなことないッスよ」



空もだいぶ暗い。


部活後に、3人でアイスを食べに来た、ってことなんだろうけど、


練習中の記憶がほとんどない。


こんなこと初めてだ。



「練習中も珍しくボーッとしてましたから、僕と青峰君でコンビニに連れて行くことにしたんです。


どうかしたんですか?


赤司君に言われて、体育館を出て、戻ってきた時から様子が変です」


「赤司もお前の事情を知ってるからか、何も言わなくてよ。監督が訝しげだったぜ」


「あ、オレ…なんか、トラブルに遭って」



問題は、トラブルの後の自分の行動だけど。


リセットとして全てをやり直したいくらいにひどかった。


謝りたいけど、先輩に会いに行くことすら間違ってる気がして、


どうすればいいのかわかんねぇ。



「やっぱり白石先輩に何か…?」


「そ、そうッス。それでオレ、先輩にひどいこと…。


謝った方がいいのに、いつ行けばいいのかわからなくて」



先輩の教室に行くなんてできない。


家に行くことももちろんできない。


陽介っちに伝えてもらうのもいいけど、それは道徳的におかしい。



「黄瀬君が謝りたいのなら、謝るべきです」


「…!」


「早い方がいいですけど、悩みたいなら悩んでもいいと思います」



黒子っちは相変わらず真っ直ぐな目だった。


そうッス、よね。


全中も夏休みももうすぐだし、先輩が今度体育館に来た時に謝ればいいッスよね。


本当は、オレが先輩を訪ねるべきなんスけど。



「ありがとッス、黒子っち。ちゃんと考えてみるッス」

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設定タグ:黒バス , 恋愛 , 黄瀬涼太   
作品ジャンル:恋愛
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さにー☆彡(プロフ) - 鈴香さん» ありがとうございます!続編も書けたら書きたいとは思っているのでその時はよろしくお願いします! (2019年10月2日 20時) (レス) id: 6034bec340 (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - とてもキュンキュンさせて頂きました!!面白かったです!続編楽しみにしてますね (2019年10月2日 20時) (レス) id: 433bf9ff90 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - あまくろさん» あらま!ありがとうございます!! (2017年6月10日 6時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
あまくろ - とても面白いですね!それから、9話の緑間っちが、緑町っちになっていました... (2017年6月9日 21時) (レス) id: d3b08ce942 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - さにー☆彡さん» 時間旅行も海常編の続編も楽しみにしてます!! (2017年4月11日 11時) (レス) id: 5e68c6ec4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sunny | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1  
作成日時:2016年12月7日 21時

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