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32話 ページ33

1人は派手系、1人は真面目系。どう見ても先輩の友達ではないな、と思っていると、赤司っちが答える。



「いえ。まだ、バスケ部に来ていませんよ」


「えーっ、なんでだろー!?ウチら、Aが書類持って生徒会室出たの見たよねぇ!?」


「ええ、見たわね。どうしたのかしら」



あれ、この人たち、どう見ても友達じゃなさそうなのに、本気で先輩を心配してるみたいだ。


少し意外に思ってると、オレの視線に気がついた派手系の先輩が言う。



「ウチらのクラスの女子、仲いいんだよね。


グループ違っても、打ち上げくらい行くよ」


「そ、そうなんスか」


「ってかキセリョなら知ってるんじゃないの?Aと付き合ってるんでしょ?」



は!?



「いやいや!付き合ってないッスよ!」


それが本当なら嬉しいッスけどね!?


すると派手系の先輩は目を丸くした。



「え!?噂になってるから、てっきりそうなのかと思ってたぁ!」


「噂ぁ?なんで…」


「どこから出てるかわかんないけどぉ…、ねぇユカ、どう思う?」


「まさか、黄瀬君は3年でも人気だから、他クラスの女子に何かされてるのかしら…?


前にも何かあったようだし。Aは隠そうとしてたけど」



ユカと呼ばれた真面目そうな先輩が、顎に手を当てる。


一方オレは愕然としていた。


オレのせいで、先輩が何かされていた…?



「とりあえず、練習が始まるまでは、まだ少し時間がある。


黄瀬、少し行ってきてくれないか。出来れば書類は今日のうちに白金監督に提出したい」


「で、でも」



噂されてる本人が出張ったら、逆効果なんじゃ…と思って迷う。


すると派手系の先輩がオレの手を掴んだ。



「ウチら2人と一緒なら、噂うんぬんでAに迷惑かけないって!!」


「とにかく、私達としても、打ち上げに幹事がいなくては困るわ。


赤司君、少し部員をお借りするわね!」


「どうぞ」

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設定タグ:黒バス , 恋愛 , 黄瀬涼太   
作品ジャンル:恋愛
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さにー☆彡(プロフ) - 鈴香さん» ありがとうございます!続編も書けたら書きたいとは思っているのでその時はよろしくお願いします! (2019年10月2日 20時) (レス) id: 6034bec340 (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - とてもキュンキュンさせて頂きました!!面白かったです!続編楽しみにしてますね (2019年10月2日 20時) (レス) id: 433bf9ff90 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - あまくろさん» あらま!ありがとうございます!! (2017年6月10日 6時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
あまくろ - とても面白いですね!それから、9話の緑間っちが、緑町っちになっていました... (2017年6月9日 21時) (レス) id: d3b08ce942 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - さにー☆彡さん» 時間旅行も海常編の続編も楽しみにしてます!! (2017年4月11日 11時) (レス) id: 5e68c6ec4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sunny | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1  
作成日時:2016年12月7日 21時

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