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12話 ページ13

そして第4Q。


下がったのは、黒子っちと祥吾くん、それから緑間っち。


入ったのは、第2Qをまるまる休んだオレと赤司っち、


それから虹村主将。


この上ない布陣に、やっぱり負ける気はしねぇッスね。



「黄瀬!」



ジャンプボールを手にした青峰っちから渡されたボールを、虹村主将に渡す。


相手チームの間を縫ってドリブルしていく主将は、あっさりとシュートを決めた。



「帝光先制ー!」


「1点目ー!!」



応援席から歓声が沸き起こる。


ピピーッと鳴り響く笛を聞きながら、虹村主将は言った。



「負ける試合じゃねえ。1点1点、ていねいに入れてけ」



「「「「はいっ」」」」



試合はやっぱりわくわくする。


尊敬できるすげえプレイヤーが、帝光にはたくさんいるから。


試合の中で、それを肌に直接感じることが出来る。


早く追いつきたい…!



「決めろ黄瀬!」



ゴール下にいたことで渡されたボール。


絶妙のタイミングできたパスを受け取ると、ゴールに向かってボールを放った。



ピピーッ!



ホイッスルが鳴り響く。リングに触れることなく入ったゴールに思わず「よしっ」とガッツポーズをすると、


思わぬ方向から声がした。



「黄瀬くん、ナイッシュー!!」


「!」



この声は、とスタンドを見上げると。


そこには、制服姿の白石先輩がいた。


明るい笑顔でぶんぶん手を振っている。



「来てたのか、白石」



少し驚いたように虹村主将が呟く。


オレは同じようにニッ、と笑うと、先輩に向かってブイサインを送った。




そして。


当然だが、試合は帝光圧勝のまま、終了した。

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設定タグ:黒バス , 恋愛 , 黄瀬涼太   
作品ジャンル:恋愛
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さにー☆彡(プロフ) - 鈴香さん» ありがとうございます!続編も書けたら書きたいとは思っているのでその時はよろしくお願いします! (2019年10月2日 20時) (レス) id: 6034bec340 (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - とてもキュンキュンさせて頂きました!!面白かったです!続編楽しみにしてますね (2019年10月2日 20時) (レス) id: 433bf9ff90 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - あまくろさん» あらま!ありがとうございます!! (2017年6月10日 6時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
あまくろ - とても面白いですね!それから、9話の緑間っちが、緑町っちになっていました... (2017年6月9日 21時) (レス) id: d3b08ce942 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - さにー☆彡さん» 時間旅行も海常編の続編も楽しみにしてます!! (2017年4月11日 11時) (レス) id: 5e68c6ec4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sunny | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1  
作成日時:2016年12月7日 21時

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