峡谷の守人の妹は元ニューヨークへ飛ばされて…

２話 ページ5

夢主side



私は目を覚ました

…ここはどこ?

霧が濃くてよくみえないけど、高い建物が沢山あるのが分かる

それに…

貴｢ええええええええ!?と、トラック…!?｣

化け物の形をしたトラックが暴走していた

貴｢と、止めなきゃ…｣

手をトラックの方向に伸ばし、魔力を解放する

貴｢まずは…魔力弾の強化版でどうだっ｣

ルフ達よ、私に力を頂戴!!

私は魔力弾の強化版を発射し、形を変形させてロープのようにする

するとトラックはタイヤが空回りして前にも進めない状態になった

貴｢しょうがない。ぶっ壊そう｣

私はトラックの上に飛び移り、その上で魔法を唱える

水魔法(ｼｬﾗｰﾙ)、炎魔法(ﾊﾙﾊｰﾙ)、力魔法(ｿﾞﾙﾌ)…

黒いあめ玉の様なものができる

貴｢"大閃光"(ﾃﾞｽﾄﾛｸｼｵﾝ)!!!!!!｣

これを次々と作り、トラックを破壊させる

貴｢しぶといなー｣

うーん…

ソロモン王が使ったあの魔法、再現してみるか

貴｢"推力反作衝"(ｿﾞﾙﾌ･ｻﾊﾞｰﾊ)!!｣

やった。成功した!

モンスタートラックが浮き、どこかへぶっ飛ぶ

そして、トラックの中から少年がこちらへ飛んで来た

ん?少年…?

ﾚｵ｢わぁぁあっ!?｣

貴｢わっ、き…君大丈夫!?｣

ﾚｵ｢大丈夫です…ｲﾃﾃﾃﾃｯ｣

貴｢大丈夫じゃないよ、傷だらけ!今治すから待ってて｣

治癒魔法を少年にかける

ﾚｵ｢あ、ありがとうございます｣

この少年との出会いがキッカケで、これからの私の人生を少しずつ変えることになったのは知るまでもない

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