【男主】お前のラップは届かない【ヒプマイ】

41 ページ42

俺達は、うさちゃんの家で飯食うことになった。








まぁ、俺はさっき食ったばかりなので、作る専門ですけど。












今回は普通に、白いご飯と、なめことネギの味噌汁と、肉じゃがです。




って、三人に言ったら口を揃えて【嫁かよ】と言われた。






何度も言うが、俺は男オブ男、攻めオブ攻めなんだよ！何度言わせんだよ！




…… まぁ、心の中でしか言ってねぇけど。








そう思いながら順調に調理を進めていく。





何だかんだで、うさちゃんに料理を振る舞うのは久し振りだ。



今まで怖くて逃げてたし。









…… よく考えたら面白いメンツ。





ヤクザと現警官。そして元海軍のサバイバルバカ……





なんか、ハマってやばいイメージあったけど、コイツらのせいか。






…… うん、お前らのせいでハマの印象が悪い。












まあ、今に始まったことじゃねぇか。【昔】からだし。







A「はーい、できたから自分で運べ野郎共ー。」






そう言うと、待ちわびたかのように三人が自分の分をリビングに持っていき、机に並べる。







そして、心地いい声で、頂きますと言った。










三人が美味しそうに食べている姿を、俺は少し離れたソファで眺めている。







やっぱり、料理は誰かに作る方がよっぽどいい。一人で食ってもつまらない。味気ない。








だから、こうして作りたくなっちゃうのかな。






そんなことを考えていると、突然はー様が俺の目の前に来た。




左馬刻「…… やっぱり、俺と結婚して毎日作れよ。」





囁いていたはずなのに、過敏に反応するうさちゃんとりっちゃんは、はー様の肩を掴み俺から引き離す。




銃兎「テメエ！！何勝手にプロポーズしてんだ！」



理鶯「小官も、それは許せんな。」







これも何度も言うけど、俺、欲しいのは自由なんで結婚とかはちょっと遠慮したいですね。






あ、事実結婚とかならいいかな。










第一、結婚なんて形にこだわらないでいいのに。俺男だからウェディングドレス着たい願望とかないし、…… 当たり前か。








俺は、何気ない毎日を幸せに過ごせる人なら誰でもいいよ。

42→←40

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す