検索窓
今日:5 hit、昨日:21 hit、合計:284,814 hit

15 ページ16

左馬刻「さ、触んじゃねぇッ、」








A「お前がここまで距離を詰めるのが悪い。






それに、俺の【本当の性格】を知ってるのは今の所お前だけだよ。」







そう言いながら、今度は優しく頬を包んでやる。






すると、彼は蕩けたような表情に変わる。




うんうん、そんなに俺が【欲しい】のかね。








まぁ、あげるわけないんだけど。



左馬刻「…… なぁ、それだけなのかよ。



そんなんじゃ、今まで離れてた分なんて埋まらねぇよ。」



A「俺は別に埋めてぇとか思わねぇ。だって、お前らが勝手に俺を求めてるだけだろ?





俺は、その行為に迷惑すらかけられてんだよ。」



彼の額を小突き、俺は彼からそっと離れる。





離れる俺を、はー様は寂しそうに見つめながらも、俺を捕える事はしなかった。



A「さてと、欲しい情報は手に入れたことだし。





あ、ハマの新しい家を探さなきゃなぁ。」






そう言いながらスマホをいじり、物件探しを始める。



その間、はー様は俺に触れたくても、触れていいのか、悩んでいる様子だった。





…… ハッ、ほんと面白いんだから。



他の奴らには遠慮なんかしねぇヤクザ様が、俺には遠慮して手も出せねぇのな。






まあ、どうせ嫌われたくねぇとか思ってんだろうな。






A「…… なぁ、そんな顔すんなよ。



しょうがねぇな。ほら、こっち来いよ。」






腕を引っ張り、はー様の頭を自分の膝の上に置く。





右手で物件を探しながら、左手は彼の頭を撫でる。





最初は少しビックリしていたが、俺の膝におとなしく収まっていた。





しばらくそのままにしていると、俺はようやく新しい家を見つけた。









すると、突然インターホンが鳴った。




俺が出ようとすると、はー様が勝手に玄関に向かってしまった。





全く、お前は俺の伴侶かっての……






少し呆れていると、突然玄関先から怒号が聞こえてきた。






…… まさか、また面倒なことに。




A「はー様?うるせぇ。お前は一旦中に戻れ。」



左馬刻「戻るわけねぇだろ。このクソガキ追い出してからだ。」










一郎「何言ってんだ、出てくのはテメエの方だろうが。」

16→←14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (209 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
527人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アルビリオン - 妹に怒鳴りたい姉さん» お気になさらず^^御姉妹で読んでいただき感激です。もし宜しければ妹様と愛読して頂ければ幸いです。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: af242a96d1 (このIDを非表示/違反報告)
妹に怒鳴りたい姉 - すみません!妹が私のスマホでコメントしてしまったので先にまず謝ります!妹はヒプマイのことを全然知らないのに知った気になってるにわかなんです。作者様本当に申し訳ございません。読者様も申し訳ございませんでした。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
好きだからこそ厳しく - ひふみんは独歩さんのことを君付けで呼んでないです。ひふみんは独歩!って呼んでます。読者も何故に気づかない、、、 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
apipe - めっちゃいいとこで終わった(´・ω・`)続き待ってます! (2018年11月28日 15時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アルビリオン | 作成日時:2018年11月20日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。