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一二三「待って!






待ってくれ。…… 君の、名前を教えて欲しい。」






…… 何故、俺の名前なんか気になったのだろう。




まあ、どうせ【嘘】なんだから、名乗って減るもんじゃない。



A「…… 三千院双葉。



ついでに、あなたの名前は?」




一二三「僕は、伊弉冉一二三。




…… 双葉さん。本当に身体は大丈夫なのかい?」






何を言ってるの?




イル先生を自分で呼んだくせに、……イル先生の腕を知ってるはずなのに。



何故わざわざそれを聞く?




A「…… 大丈夫、に見えないの?




俺、なんか変なところあるかな。自覚ねぇわ。」



一二三「いや、…… あれだけ動かなかったのに、もう動いて大丈夫なのか、心配になって。」






A「ふみくんは、赤の他人である俺をそんなに心配してくれるんだね。



てっきり、【野郎には興味ない】と思ってたよ。」







俺の言葉に、自分自身も困惑しているような顔をしていた。



きっと、彼自身も俺に何故構いたくなるのかわからないんだろう。





A「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。





ちゃんと元気になったら、ふみくんのところに顔を出すことにするよ。









それじゃあ、さようなら。」






そう言って俺は、彼に背を向けイケブクロへと向かっていった。




















わざと遠回りをして、ようやく家に着いた。







すると、家の前に知らない子が立っていた。












…… なんか、誰かに似てる。






取り敢えず、玄関を塞いでいるので、声を掛けた。




A「俺に何か用かな?少年。」






少年、と言ったが、俺よりは身長は高い。





だが、顔を見れば未成年なのは丸わかりだ。



三郎「…… あ、貴方が





【噂】の、『不知火』さんですか?」





俺の本名を口にされた瞬間、反射的に彼を睨んだ。







そして、絶対に使わないはずの【アレ】に手を伸ばす。





A「…… いいや、俺の名前は十六夜呉羽だ。




残念だが、人違いだよ。」





三郎「あれ。おかしいな…… 一兄が探してる人の家は確かにここのはずなのに……」

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アルビリオン - 妹に怒鳴りたい姉さん» お気になさらず^^御姉妹で読んでいただき感激です。もし宜しければ妹様と愛読して頂ければ幸いです。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: af242a96d1 (このIDを非表示/違反報告)
妹に怒鳴りたい姉 - すみません!妹が私のスマホでコメントしてしまったので先にまず謝ります!妹はヒプマイのことを全然知らないのに知った気になってるにわかなんです。作者様本当に申し訳ございません。読者様も申し訳ございませんでした。 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
好きだからこそ厳しく - ひふみんは独歩さんのことを君付けで呼んでないです。ひふみんは独歩!って呼んでます。読者も何故に気づかない、、、 (2018年12月15日 21時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
apipe - めっちゃいいとこで終わった(´・ω・`)続き待ってます! (2018年11月28日 15時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2018年11月20日 2時

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