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子規「…………… おーい、この状況で考え事?
妬けちゃうなぁ…………」
ぁ、まだ居たんだ。
遙希「無能なヤツらの面倒は疲れるのよ。
特に、貴方みたいなすぐ女に手を出すようなやつは、ね?」
俺は不敵に笑ってみせると、
かえってそれが、こいつの何かを刺激するハメになってしまった。
子規「いいねぇ、すっごく魅力的だよ。
本当に、俺の物にしたくなっちゃった。」
遙希「生憎、私は多情な方は嫌いなの。
一途な方がいいわ。」
朔空「へぇ、それってもしかして俺の事かなぁ?
ハールちゃんっ?」
海部を思っきり突き飛ばした麗は、俺の身体を愛おしそうに抱き締める。
朔空「俺のハルちゃんに手を出さないでくれるかなぁ?」
麗は、俺の耳元で話し始める。
ちょっ、やめろっ………………
まって、………… 息が、……… 耳にッ、!
朔空「ねぇー?ハルちゃ…………」
遙希「……………… ひゃぅ、………」
………………………
変な声出た死にたい。
二人固まってる死にたい……… ッ!!!
朔空「………… へぇ、もしかして。耳弱いの?」
虚ろな目で俺の耳にわざといきっぽく話す麗
遙希「……………… ぅっ、ひっ、
ゃめっ、…………… ごめっ、なさっ、!」
わけも分からず、声が抑えられない。
子規「なるほどねぇ。クールな君でも、
あんなに可愛い声が出るなんて…………」
恥ずかしすぎて死にたい……… ッ!!
やだ、触るなっ………… !!
遙希「……… っ!!
離せこのバカッ!!!!!」
俺は麗を怯ませるために、後ろに後退し
麗を壁に押し付ける
痛みで麗の腕の力が緩んだ隙に、俺はその場をダッシュで立ち去った。
*********
はぁっ、………… はぁっ、はぁ、…………
まずい………… 完全に過敏になってる…………
落ち着け…………… 落ち着け………… 落ち着けッ、!
俺が心を落ち着かせている時、
背後から聞き覚えのある声が聞こえた。
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作者名:アルビリオン | 作成日時:2017年7月11日 9時