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アズール「………… 気安くフィルに触れないで頂きたい。」
そう静かに呟いたアズールはマレウスさんを鋭く睨みつける。
マレウス「おや、触れるなと言われても。
彼はまだ僕の補助がないと歩くのは困難でね、」
その言葉に、今にも怒りそうなアズールの顔を見て、私はマレウスさんの制服を引っ張る。
フィリウス「………… こんな人放っておいて、行きましょう。」
私の言葉に、マレウスさんは嬉しそうに微笑み、アズールは酷く傷ついたような顔をしていた。
マレウスさんは、また私の手を取り、授業とやらを受ける教室へとエスコートしてくれた。
******
マレウス「君の最初の授業はこの教室だ。
終わる頃にまたむかえにきてあげよう。」
そう言いながら、マレウスさんは私の髪を優しく撫で、去っていった。
さて、取り敢えず席に座って、…… っと。
私が席に座ると、周りが凄く騒がしくなる。
私をジロジロと見つめながら、陰湿にヒソヒソと何かを話始める。
私が、マレウスさんと居るから悪目立ちするのかな。
私、変に目立つの好きじゃないんだけど……
嗚呼、このままやって行けるのかなぁ……
そう思いながら、初めての授業が始まった。
初めての授業は魔法史で、色んな歴史、魔法の基本知識などを学ぶことになった。
まあ、どんなに知識を得ても、扱えなければ意味は無いのだけれど。
でも、一人でただ分厚い本を読み漁るより、よっぽど頭に入りやすいよ。
先生の話を楽しく聞いている間に、授業はあっという間に終わってしまった。
さて、次は、………… 錬金術、移動しなければいけないのかな?
私はゆっくりと立ち上がり、壁を伝いながらゆっくりと歩く。
焦らないで、ゆっくり行けば大丈夫…………
すると、クラスの人が、声を掛けてきた。
ハーツ寮生「て、手伝ってあげようか?」
何故か少し顔を赤らめながら、手を差し伸べてくる。
フィリウス「嗚呼、すみません。ありがとうございます。」
私は、その生徒の手を取り、次の教室へ向かうことにした。
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました!!これからも更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年5月25日 17時) (レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年5月25日 1時