横浜の超絶美少女 実は超強かった

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Aside

目を覚まして、見えた物は

白

隣には私の手を握りしめ寝ている玲翔

『ここ、どこだよ』

見覚えのない部屋

多分病院だろうな、明らかに患者っぽい服装して、点滴ついてるし

マジかァ

殴られた衝撃で意識が飛んでった後、どうなったんだっけ？

覚えてねぇ…駄目だな…

「んっ…姉さん起きた？？」

『起きたよ、ありがと玲翔』

「左馬刻ー！姉さん起きた！！」

「──っおう！」

どこから現れたのか分かんないけど左馬刻がドアを開け私に駆け寄ると頬にキスをした

「心配させんじゃねぇよ、馬鹿野郎」

心配してくれたのねェ…

あの碧棺左馬刻は心配とは、口元がニヤけるのが分かる

『ふふ、ありがと』

「ニヤケてんじゃねぇっ！」

「左馬刻ったら姉さんが寝てる間ずっと病室の中うろうろしてさ…」

「玲翔は無駄な事言うなっ！」

あらあら左馬刻ｸﾝは心配症かな？？

普段から白く美少女な私が更に白くなったというのだ、そりゃあ心配しただろう

なんか悪いな…HAHA

『で、左馬刻ｸﾝ？普段通りを取り繕うの下手糞過ぎだわ、玲翔から聞いたんデショ？』

「チッ、何でバレた」

『隠すの下手糞過ぎ、それに私があれだけ動揺して左馬刻が気にならない、ましてや、気付かない。玲翔に聞かない。なんて事有り得ない』

「はァ…お見通しかよ」

「姉さんは無駄に、無駄！に、集中力、観察力、身体能力、動体視力、バランス力に長けてるからな」

『貶してんのか褒めてんのか分かんない』

酷いよ…姉だぞ？姉！！

まァ、シリアス展開になって来てたけど私は人生エンジョイ中で昔の事なんて切ったし。

飴村乱数がどう、感じて、居たのか知らねぇけど、もうどうでもいい


私には左馬刻が、居るから


ガラララララ

ドアを開ける音がしてそちらを見ると

イケおじが居た

紫の長髪

整った顔立ち

「目が覚めたかい？」

そして、イケボ

まさしく、イケてるおじさんだな、おい

久し振りに出会えたよここまでのイケおじをね

「私はシンジュクdivision代表麻天狼リーダー神宮寺寂雷。目が覚めたみたいで良かったよ」

きっとこの人が面倒を見てくれたんだろう

シンジュクの麻天狼か…待てn(((

忘れよう、黒歴史なんて忘れよう

黒歴史クリーナー誰か持って来て！

『ご迷惑をかけました…ありがとうございます』

「気にする事は無いよ。君かい？左馬刻君の彼女というのは」

『はい、一応』

今すぐにでも子守唄歌って欲しい←

心地の良い声に落ちていった

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